先祖供養のしかた

お彼岸も過ぎましたが、
御先祖様の供養について、
面白い話を聞きましたのでお知らせします。
ちなみにお坊さんの説話とかではありません。

時々何かが無性に食べたくなることがありますよね。
たとえば福岡出身で東京在住の人が、
「ああ、とんこつラーメンが食べたいー」
と思う時とか。

もちろん自分の好物で、
しばらく食べていないから、
「久し振りにあれ食べたいなー」
と思う場合が多いと思うのですが、
それとはちょっと違って、
「なんでそんなものが食べたいんだろ?」と、
自分でもわからないものが食べたくなることってないですか?

そういう時、それを食べたがっているのは、
御先祖様の誰かである可能性があるというのです。

時代を遡るほど、貧困や封建社会のせいで、
食べたくても食べられなかったものがあり、
死んで霊界に行ったあとも、
「米の飯が腹一杯喰いてえー」とか、
「金平糖とかいうものを喰ってみてえー」
というような「未練」を残している場合があるそうです。

そのような「未練」があると、それにとらわれて、
霊界での修行がスムーズに進まないということがあるようなのですが、
食べ物が「物質」であるのに対して、
霊界にいる人達は実体を持たない「霊的存在」なので、
彼等は「物を食べる」という行為はできないのです。

そこで、自分の子孫たちの中から、
霊的なものを理解する力がある人を選んで、
「・・が食べたいー」とメッセージを送ると、
「力」の強い人なら、
「あ、母方のひいおばあちゃんがバナナを食べたいと言っている」
と具体的に理解できるし、そこまでの力がない人でも、
「なんでだかわからないけど無性にバナナが食べたいな」
と思うのだそうです。

それでその子孫がバナナを食べると、
遺伝子の中に共通点があるので、霊界の御先祖様は、
その食べ物を食べた感覚だけは味わうことができ、
「ああ、おいしい、満足だー」と思うのだそうです。

すると今度はその子孫に
御先祖様が「おいしい」と感じている気持ちがフィードバックして、
子孫は普段の二倍くらい「おいしい」と感じるのだそうです。

ただ、霊界にいる方というのは一度体験したら満足するらしく、
同じものを何回も子孫に食べさせるということはないようです。

なので「この前バナナを食べたら異常においしかったから」
ということで、もう一回バナナを食べてみても、
それほどでもなかったということもよくあると思うのですが、
それは、もう御先祖様の「おいしいー」が
来ていないからだと考えられます。

なので逆に御先祖様に向かって、
「何か食べたいものはないですか」と聞いたとしたら、
具体的に「バナナ」というメッセージを受け取る人もいるし、
あるいはなんとなくバナナを食べたくなる人もいるわけなのですが、
そういう時はバナナを用意して、食べる前に、御先祖様に、
「今からバナナを食べますよ、一緒に食べましょうね」と言うと、
御先祖様が霊界から飛んで来て、
文字通り、0.1秒くらいで飛んで来て、
一緒に食べて「おいしいー」も2乗になるのだそうです。

これが一番の先祖供養、
普段から何かと御先祖様に話しかけ、
メッセージを受け取ったらそれを実現してあげる、
というのが何よりの先祖供養になるのだそうです。

高い墓石なんか買う必要はないし、
お坊さんに高額なお布施してお経をあげてもらう必要はないんです。

ちなみに霊界にいる人たちは肉体を持っていないので、
どこか行きたいところがあれば、
瞬時にそこへ行くことができるそうです、
SFで言うところのテレポートと同じです。

そして霊界の人はいつでもこの世を見に来れるので、
江戸時代にはなかったような食べ物、
例えばナタ・デ・ココとかを、
噂で聞いて食べてみたいと思う御先祖様もいるようです。

それから、そばについている御先祖様が、
その人を守ってくれるとか、
導いてくれるというようなことはないようです。

人間を守り導けるくらいのレベルに達している人は、
霊界でウロウロしていたりはしないようで、
そういう人達は更に上の世界に行って、
そこでそれなりの仕事があるようです。

なので、まだ霊界レベルであるうえに、
色々な「未練」にとらわれて、
霊界での修行さえ滞っている人達が、
子孫のもとに助けを求めて来ているだけですから、
子孫にとってはかえって迷惑な存在なのだそうです。

それはそうですよね、自分の周りに、
負のオーラを持った人(霊?)がフワフワ漂っているとしたら、
それだけで、憂鬱な気分になりそうじゃないですか。
そういう人(霊?)には、バナナでもナタ・デ・ココでも、
なんでも食べてもらって(食べてあげて?)、
とっとと霊界に戻ってもらったほうがこちらも助かるわけです。

なので先祖供養というのは、
自分の身を守ることでもあるんですね。

ちなみに先月亡くなった僕の母親は
キリスト教徒だったので、
僕は子供の頃からお墓参りというものには、
お墓が遠くにあるということもあり、
(僕が今住んでいるのは熊本県で、
先祖のお墓は石川県にあります。)
一回しか行ったことがありませんでした。
ちなみに今56歳です。

それで2年ほど前に
お墓参りのために金沢を訪れて、
従姉妹にお墓に案内してもらって、
約45年ぶりのお墓参りをしました。

その時にお墓のふもとの
(お墓は小高い山の中腹にあります)
お墓参り関連グッズが豊富に置いてある、
地元のスーパーで買い物をして、
お花やお線香など買ったのですが、
その時にスーパーの食料品売り場に、
あけびの実が売っていて、
僕は普段はそのような素朴な、
というか田舎くさいものは食べないのですが、
なぜか無意識に買ってしまい、
お墓の前で奥さんと食べました。

そしたらなんとなく、
お墓に入っている誰かが
とても喜んでいるような気がして、
その人は僕の母の兄の
実(みのる)さんという人じゃないかと思いました。

ただなんとなく
そんな気がしたというだけなんですが・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?