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伊勢神宮の近くに湧水が、

『湧水を飲みたい』
と母が突然言い出したことがあった。

『はぁ またなんか言い出したな』
と家族全員が思いました。

親父は一度これに付き合わされていたらしく、『ああ、あそこね』みたいな反応でしたが

弟は一度『ちょっと出かけよう』と母に言われ、車で寝て到着するのを待っていたところ

気がつくと熊野古道まで連れて行かれた思い出(伊勢から片道約2時間)あるのでとっても嫌な顔をしていました。

『内宮さんの近くやからそんなに遠くないから〜』と言ったので

『まあそれなら近いか(片道15分)』と思い、ついていくことにしました。

弟は微妙に信じてない顔をしていたが、渋々ついていくことに…

内宮はおかげ横丁の近くの伊勢神宮であり、神社のトップ・オブ・ザ・トップである!

観光地として有名なもんだから、そんな場所の近くに湧き水なんてあるのかと思っていました。

車で内宮に近づき、宇治橋(内宮に渡る大きな橋)周辺の駐車場を右手にそちらはスルー

駐車場に目が行きがちなのですが、実はその先にも道があって『県道12号線(伊勢南勢線 通称:五ヶ所街道)』が通っています。

なので、普通に道路として五十鈴川上流に向かうことができ、私たちはそのまま県道を剣峠(頂上の方に剣のような岩が立っているから)の方に向かって山の中へと入って行きました。

車で行けなくはないのですが、もしこのエッセイを読んだ方で行ってみたいと思う方は車幅が狭い車で行ったほうが良いです。対向車とすれ違う際に結構大変です。

2.5kmくらい走ったところで、山肌にある小さな洞の中から水がチョロチョロと湧き出ているのを発見!

『おお〜 本当にあったんだ』と思う私と

『今回は本当に近くで良かった〜』と思う弟。(笑)

思ったより知られているようで、私たちの前に水を汲んでいる方がいたので順番を待ちます。

待っている間、五十鈴川のせせらぎを聴きながら森林を眺めます。

この湧水のあるあたりは内宮を囲むように背後に神宮林広がっており、道路は通って大丈夫ですが、森に入るのはダメですのでお気をつけください。

ちなみに伊勢市の森林の約1/2が神宮の森です。

前の人が注ぎ終わり、空のペットボトルに汲んでみて湧水を飲んでみたのですが、確かに飲みやすい。

とゆーか、伊勢は水が美味しい地域なのでなんだか慣れ親しんだ感じがする安心する味わいでした。(伝わりづらいかこれ…)

訪れたのが冬だったので、湧水や井戸水ってなんだか冷たいイメージがあるので冬に飲むのはきついなと思っていたのですが

湧水って水温が変わりずらいから『夏飲んだら冷たく』『冬飲むと暖かい』ので、視覚的には冷たいところから湧き出ているのに飲むとほんのり温かいという不思議な体験をしましたね。

次回はこれでコーヒーを淹れてみたいなと思います。

この湧水へは一般の方でも方でも行くことができますので、ご興味あればぜひ

ただ危険な道ではありますので、お気つけて来てくださいね。


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