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#89 大きく描こう

『そんなにさらさらとイラストかけてええなぁ〜』

とコワーキングスペースでイラストを描いていると
よく言ってもらえます。

noteを見てくれている知り合いの方は
『投稿イラスト全部自分で描いているの凄すぎです!』
と会ったときに言ってくださるので
とても励みになっております。

『絵が下手で…』『どうやったら上手く描けるんですか?』
と聞かれることがあるのですが、
絵を描くのが苦手な方の特徴として
『小さく描いてしまう』
『よく観察していない』
の2個が必ず当てはまります。

後者の『よく観察していない』に関しては
ある程度、量をこなすという努力が必要ですが
観察するテクニックが必要なので
そのうち方法をnoteに書きますね。

前者の『小さく描いてしまう』は
本人の意識によることなのでこちらは
今日からでも意識して改善できます。

なぜ小さく描くことがダメなのか…

絵に自信がない人は
見られたくないからこそ
紙の端っこに小さく描きがちです。

しかし、絵を小さくシンプルに描くというのは
かなりレベルの高い話なので
そのまま小さく描き続けても上手くなりづらいです。

描いているもの自体小さいと
描き込める線の数も物理的に少なくなりますよね。
そうなるとこのような悪循環が発生します

『小さく描く』

『書き込むことができない』

『モチーフを観察しなくなる』

『クオリティを上げる情報も手段もなくなる』

『終了』

小さく描くことですでに
今描いているイラストや作品に対しての
クオリティ上限を一気に狭めてしまうんですよ。

これが紙いっぱいに『大きく描く』をしたらどうなるでしょう?

『大きく描く』

『モチーフの細部まで見るようになる』

『書き込んでみる』

『他にもモチーフの細部があることに気が付く』

『書き込んでみる』

『何度か繰り返す』

『大きく描くことでモチーフの情報をたくさん観察できて、絵に反映できる』

という循環が生まれます。
確実に小さく描いている時よりも
絵を描くことに向き合う時間が増えていますよね。

上手い練習をしないと
スポーツの能力も伸びないように
絵も同じように
上手い練習が必要です。

すぐにでもできる
絵を上手く描く練習方法として
『紙いっぱいに大きく描く』
はとても効果的だと思います。

これができるようになると
『よく観察するして、表現する方法が知りたい!』
と次のステップに行くことができます。

しかしどこまで描くことを極めても
『観察する』→『書き込む』
の繰り返しになり
この繰り返しの上限をどれくらいまで上げることができ
絵の見られるシチュエーションにおいて
この作業をどこまで繰り返すのがちょうど良いのかを
コントロールできようになると
サラサラと描けるようになると思います。

できるだけ子供には
紙いっぱいに大きく描かせましょう!

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