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芝5丁目交差点と左折青矢印先行のデメリット

芝5丁目交差点は日比谷通りの南の起点で第一京浜とぶつかるところ。
日比谷通りは、ここ芝5丁目からまっすぐ北に進み、神田橋インターチェンジまでで、首都高の高架下を境に、その先は本郷通りに名前を変える。
日比谷通りは初めから終わりまでほとんどの部分で箱根駅伝のコースとして使われる。

芝5丁目交差点の交通のポイントを見ていこう。
ここはT字路で、まずは第一京浜の上り方向から見ていこう。


写真の①
第1レーンは左折(日比谷通り)専用。少し進むと左に一際目立つNECの本社ビルが見えてくる。
問題はここ。左折の青矢印が全体の青よりも先に出る。
つまり自転車が直進したい場合に安全に待機できる場所がないということ。
日比谷通りの歩行者信号が赤になっているので、そこについては安全なのだが、
自転車乗りは可哀想である。
せっかく道路のアスファルトに自転車レーンの点線マークが印字されているのに、
信号のタイミングについては自転車には優しくない。

これが左折青矢印先行の交差点のデメリットだ。

似たような交差点では第一京浜の東新橋1丁目(日比谷神社前)交差点も同様。

次は写真の②
第一京浜の下り方向。
この方向からは日比谷通りに入れない。直進の品川方向のみ。

最後に③
日比谷通りから第一京浜に出る場合。
4車線あり、一番左は右左折両行可能。残りの右の3車線は右折(品川方向)のみ。
曲がりながら大通りに入ると加速しがちだが、
曲がりながらなので、隣の車との物理的距離を常に意識しよう。
自分が死角に入らないように。そして死角に他の車両がないか気にしよう。

安全はプライスレス。
安全を毀損したときの時間や経済的損失を多くの人は気にしていない。
なぜなら他人事で、自分は大丈夫と思っているから。
いやいや、そんなことはない?
どうだろうか?


これでこの記事はおしまい。
歩行者、自転車、バイク、一般車、バスなど、全ての交通参加者にとって優しい交差点とはどんな形なのだろうか。

それは歩車分離式が理想に一番近い交差点ではなかろうか。
また別の機会に歩車分離式の交差点の考察を綴りたいと思う。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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