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365日日本の名建築70

本日紹介するのは光の教会です。

建物に開けられた十字架の開口部でとても有名になりました。

設計者は建築家の安藤忠雄さん。

私は社会人1年目のときに安藤忠雄さんの「仕事をつくる」という本を読んで世界観が変わりました。

文字通り仕事をつくるというのが安藤忠雄さんの真髄で、仕事は与えられるものだと思っていた新卒の私には衝撃的な内容でした。

建築業界ではない人が読んでもとても学びになる本だと感じています。

私はまだ光の教会に実際に訪れたわけでは無いのですが、一時期東京にある新国立美術館で実際のものと同じサイズの光の教会をつくって展示されていたことがあります。

※写真はその時のものです。

自分の目で見てみると本当に光の入り方が美しい建築であることがわかります。

ちなみに光の教会はシンプルに見えますが、構造・施工的にはとても難しい作品でもあります。。

十字架部分は上部の壁が垂れている構成なのでつくるのがとても大変だったことが伝わってきますね。

施工当時は工事予算も厳しいものだったそうで、最初は教会の屋根や十字架部分のガラスも無しで提案したこともあったとか。。

そんな状況でもこの教会を作れたのは状況を理解し工事を請け負ってくれたとある工務店さんのおかげだとうかがいました。

本当に建築は色々な方々の協力の元成り立っている仕事なんだなぁと感じます。

おそらく建築家・安藤忠雄さんの作品では最も有名なものの一つでもあります。

いつか実際に本物に訪れてみたいですね。

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