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【CEOコメント】サービス開始8周年のご挨拶

いつも大変お世話になっております。

クラウドクレジットはこの6月20日で、2014年にサービスを開始してから8周年を迎えます。

当社は2020年と2021年の2年間、カメルーン関連ファンドの大幅な毀損やコロナ禍による遅延ファンドの増加をうけて、信用リスク管理体制を強化することを最優先項目として事業の運営を進めて参りました。

その強化された体制のもと、2022年からはまた活発に世界中の資金需要者の方の案件を当社ウェブサイト上でもご案内差し上げて、世界中に活発にお客様の投資資金が届く像を再びご提供すべく邁進しておりましたが、2月にロシアとウクライナの武力紛争が起きたことから、ウクライナで主に事業を行っている借り手企業1社が一時的に業務を中断してこの5月から満期が到来したローンについて満期の延長の要請がきているほか、ロシアで主に事業を行っている借り手企業4社については現地での業務自体は2022年6月現在問題なく運営をしていらっしゃるものの、ロシア政府による非友好国に対する資金送金の制限からロシア国外への資金送金、当社への債務の返済が一時的に滞っている状態となっており、該当ファンド保有者の方にご心配をおかけしております。

そんな中ではございますが、当社では2022年にはいって丸井グループ様のソーシャルボンド発行のバックエンドの支援、コロンビアのフィンテック・ノンバンク企業に貸し付けを行うファンドの取り扱いを開始いたしました。またインパクト投資分野においては、3月に年次のご報告書を発行し、2021年1年間の当社のインパクト投資に関わる成果を公表させていただくとともに、5月にはインパクト志向金融宣言への署名を行うなど、本年もこの分野における取組を進めております。

今後の新しいファンドの組成につきましては、メキシコやインドネシアをはじめとして、ロシア-ウクライナ間の武力紛争の影響を受けにくく、かつマクロ経済環境も比較的安定した中堅以上の新興国で主に事業を行っている事業者に対して貸付を行うファンドの組成を中心に取り組んでいます。

クラウドクレジットのサービス9年目となりますこの1年間もお客様に世界の新しい投資機会をご提供できるよう努めて参りますので、引き続きのご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

クラウドクレジット株式会社代表取締役CEO
杉山 智行

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