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クラフトビール日記:志賀高原ビールTakashi in Paris

冷蔵庫に眠らせていたインペリアルスタウト、そろそろ飲みたいなーということで開けてみる。

感想

香りは割とベリー系、だけど口に含んでみて感じるのはワインのようなブドウの酸味!コニャック樽BAというのも納得のフレーバー、かなり洋酒感がある。
スタウトのフルーツ感というとドライフルーツ系の濃厚な感じを指すことが多いけど、これは結構瑞々しいというか、生っぽいフルーツの感じがあるような。

といっても特別酸味が強いわけではなく、印象的なフレーバーの割に酸味は抑え気味。控えめながらも締まった感じのビター感やモルトの甘みも感じられるし、後ろの方には軽めの樽感も漂う。
所謂ベリー系のスタウトではなく、味だけで言えば割とマイルドなインペリアルスタウトかなーと思う。
温度が上がってくるとブドウ感が少し落ち着いて、麦っぽさというか、穀物感が出てくる。好みによるけど、個人的には冷えた状態の方がフルーティで好きかな。

コニャックのフレーバーや酸味の印象が強いので、ペアリングはやっぱりチーズが合うんじゃないだろうか。生ハム、ドライフルーツなんかも相性は良さそうだ。
肉系ならフライよりも敢えてボイルしたソーセージを合わせたい感じ。ザワークラウトで酸味を強調するのもまた良さそうな。

TAKASHI ICHIROのストレートな出来の良さとはまた違った良さがあって、変化球でも完成度の高さを見せつけてくれた志賀高原。
今の流行りとは違う方向性だけど、それだけが美味いスタウトじゃないというか、オーセンティックな国産スタウトの新しい方向性を示しているような感じで、これもまた高評価。

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