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クラフトビール日記:North Coast Barrel Aged Old Rasputin

North Coastといえばインペリアルスタウトのクラシック、オールドラスプーチンを作るブリュワリー。いつかこの日記でも紹介せねば……と思いつつ、なかなか機会がなくて今まで書いてこなかった。
それがある日、たまたまBA版のコイツを見つけてしまったので……。
まさか、BA版の方を先に紹介することになるとは。

大瓶の方だと身構えてしまう値段なのだけど、今回は335mlの小瓶が手に入ったので初めての体験。
ノンBAのオールドラスプーチンは何度か飲んだけど、BAされるとどんな味になるのだろう。

感想

スタウトらしい、コーヒーを連想する締まった苦味と酸味。
BAらしい樽の香りとベリーのフレーバー、ナッツ系のオイリーな香りと舌触り。
後味はドライで、香りだけが余韻として残る。
個人的にはナッツ系のオイリーさが意外で、トラディショナルな味わいにひとつアクセントが加わっている感じが面白い。

モルトとホップだけで作ったシンプルな構成で、副原料によって足された風味ではなく、インペリアルスタウトのビールらしい部分が強調されたクラシカルな味。
変などぎつさがないので醤油っぽさや豆っぽさは感じず、尖ったエグさのないフードとも喧嘩しないバランス。食中酒として、何か摘みながら飲むのが良さそうだ。
KBSほどのインパクトはないので、その分単体で飲むよりもフードと合わせた時の方が輝いてくれる。
淡白かつ油分を含んだフードと合わせると、単体で飲むのとはまた違ったフレーバーが花開くのでおすすめ。

やっぱりベースはクラシカルなスタウトだなという印象を持ちつつ、そういう方向性としてはここまで長寿なスタウトだからこその良さも感じられる。それらとはやはり飲むシチュエーションが違っていて、そのビールに合わせてシチュエーションを変化させてから飲むのが良いなと思う。

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