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クラフトビール日記:Brasserie Knot KEARASHI

今年は色々な国産インペリアルスタウトと出会うなぁ。
度数は9%と低めのものが多いけど、一部のブリュワリーしか作らないものだったインペリアルスタウトが、こうやって日の目を見るようになったのはとても良いことだと思う。

一般的なビールの定義で言えば、インペリアルスタウトなんてビールがメジャーになることはないと思う。
そんな一部の人にしか受けないマイナーなビールを、色々な醸造所が作れるようになったのは良い変化だよね。

さて、そんなインペリアルスタウト。
今日飲むのは最近お気に入りの華やかなIPAを作るBrasserie Knot。
IPAの華やかさとは真逆のインペリアルスタウトを作るなんて意外、と思いつつ、見つけたらついそのままレジに持っていってしまった。

感想

ローストしたモルトの香ばしい香りと、潮を感じる鉄っぽい香り。
口に含んでみるとそこまで強くはないながらも感じるビターな苦味、そして微かにオイスターの潮っぽさのある塩気。
後味はドライだけど、甘くないようで意外と甘みも感じる。糖の直接的な甘さではなく、モルトの穀物感を伴う甘みやカラメル感。少し温度が上がってからの方が甘みを感じやすい。
正直なところ、もっとオールドスクールな「飲みやすくないスタウト」を予想していたけど、思っていたよりも飲みやすくて良い意味で意外。

オイスタースタウトというと国産ではいわて蔵ビールが思い浮かぶけど、やや古めのスタイルのスタウトにBrasserie Knotが挑んでいたとはなぁ。
得意なIPA以外にも攻める姿勢を見られたので、今後も新しいビールを見せてくれると良いなぁ。

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