見出し画像

クラフトビール日記:Teenage Brewing Hauntology

いよいよ今年も夏が近づいてきた。
気温が30度を超える日も近そうだ。
こんな時はきりっと引き締まるタイプのビールで週末を締めくくりたい。

今日飲むのはTeenage Brewingのサワーエール。
昨年末のイベントが初出で、その時にヘイジーをも抑えて周囲で一番評判が良かった一杯。
……のはずなのに、合わせるフードのことを考えていたら、いつの間にかこんなに時間が経ってしまった。
さすがにそろそろ飲んでおきたいぞ、ということで晩飯前に急いでこのビールに合いそうなフードを購入。ようやく飲む準備が整った。

感想

焼き林檎の甘酸っぱい香りと、シナモンのスパイス感。
この組み合わせで感じるのは……そう、アップルパイだ。
まさにそれを意識したレシピで、狙い通りのアロマが出ていると思う。
口にしてみるとアップルジュースのような、林檎の蜜っぽさのある甘みと酸味が広がって、後からホップの苦味もうっすらと混ざっていく。

サワーエールらしくしっかりと酸味のあるビールではあるのだけど、フルーティな林檎のフレーバーが効いていて、これはこれでジュースのような味わい。
甘酸っぱさにシナモンが加わって、人を選ぶアロマではあるのだけど、酸味に香りや味の理由づけがあるので飲みやすい。
飲むたびに表情が変わるタイプのビールではないので、そこは注意。やはり酸味のあるビールは、フードで印象をリセットしながら飲むのが良い。

ちなみに、私が合うと思ったフードはバニラアイス。
熱々のアップルパイにアイスクリームが合うように、このフルーティで酸味の効いたビールにもアイスクリームがきっと合うはず。
そんな私の予想通り、バニラアイスとの相性は良好。
甘みがあるといってもペイストリースタウトのように直接的な甘さではなく、アロマも含めた印象としての甘みなので、甘いフードと合わせても打ち消し合うことがない。
むしろアイスの甘みが酸味を中和して、またフレッシュな気分で次のひと口を楽しめるし、ビールの酸味がまたアイスの甘味を引き立ててくれる。
そんな感じのビールなので、酸味がありつつも食事の前より、デザート的な感覚で飲むのが良いタイプのビールかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?