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クラフトビール日記:京都醸造 三銃士 バニラ

これは今日飲んだ方。
本当はIPAを飲む予定だったのだけど、急に寒さが戻ってきたのでインペリアルスタウトの方が良いかなって。
いや、言わんでいい。わかってる。
冷蔵庫に三銃士シリーズがあったら、まぁ適当に理由つけて先に飲んじゃうよね。

感想

バニラの香りがお菓子感を増幅させて、チョコチップをたくさん使ったチョコバニラアイスを連想させる。
他の2種と同じく、飲んでみるとそこまで甘ったるさはない。甘さ控えめで、目が覚めるようなビター感のあるチョコブラウニー。
温度が上がってきたところでようやく、蜜っぽい黒糖感が出てくる。
チョコ感が増した分、ノーマル版より塩気や醤油っぽさは他の2つと比べて引き気味かな。
その分、カカオを連想させるビター感が一番強いかも。

そして塩辛さを感じない分、一番酸味を見つけやすいかもしれない。酸味が目立つというわけではなく、酸味もあるな、と感じる程度だけど。
ノーマル版より樽感も若干控えめではあるけど、存在感がないわけではない。むしろ副原料の自己主張が控えめな分、これでもまだ他のBAスタウトよりも樽っぽさはある方だと思う。
ある意味、三銃士シリーズの中ではこれが一番スタンダートなBAインペリアルスタウトっぽいとすら感じる。

三銃士シリーズはどれも甘さは控えめで、飲み続けても全然飽きない。クドさというか、毒々しさがないので安心して飲んでいられる。
木樽感の強調されたノーマル版、割とスタンダートなバニラ、和菓子感増し増しのきなこ。どれも甲乙つけがたい。
どれを飲んでも美味しいけど、飲み比べる楽しさがあるので全種類制覇したいところ。

元々自力のあった京都醸造だけど、今年一番のダークホース。
樽熟成27ヶ月は伊達じゃない。
こんなに美味いBAインペリアルスタウトが国産で出てくるなんて、日本のクラフトビール業界の未来は明るすぎて眩しいくらい。

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