運動神経ゼロの30代女がチャンバラを始めた話~身体が動かないぞ~
前回は殺陣を始めたいきさつを書きました。
今回は入会してどうなったかについて。
納刀ができない
私が入会したところは、キッズ・一般の人も参加しているがイベントに出演している中高生・大人も在籍している。
彼らはもちろん身体がすごく動く。バク転とかひょいひょいやっちゃうし、殺陣なんか一緒にできるレベルではない。
最初のうちはいろいろと物珍しいこともあり楽しかったが、稽古は二週間に一回。経験したことのある人ならわかるが、期間が空いているようですぐにやってくる。これは私がのんびりしているのもあるが、平日働いているとなかなか復習ができない。
殺陣の前には柔軟やストレッチをやるのだが、次第にこの段階でいつも同じところで「こうだよ」と言われるのが億劫になってきた。
肩甲骨や股関節が特にどう動かしていいかがわからないし、一生懸命動かしているつもりでもなかなかできない。
しまいに袴を着て納刀をしてみたらできない。身長のせいもあるけど、身体が硬すぎるのだ。
納刀ができない。身体が動かない。致命的やん。
イベントに出るわけじゃないけど、足手まといだし、なんでこの人おるんだろうって思われてるよね。
今だから言うけど、自分のネガティブなだめな癖が出てきてこの辺で続けるか迷い始めた。
整形外科にて
この頃、仕事も忙しく、母も乳がんの治療で慌ただしく余裕がなかった。
7月のある金曜の晩、背中が痛い。
疲れが背中に来るタイプだが今回はなかなかひどい。睡眠にも支障が出た。
翌日、近所の整形外科へ。
レントゲンを撮ってもらったら、なんと、「側弯ですね」と言われてしまった。えええ骨がゆがんでるって!ショック。
そっかあ、変なところに圧がかかるから歪んだり、筋肉が硬くなるのかあ。
30も過ぎてるのに今更気づくなんてショックすぎる。
でも悲しんでいても仕方がない。
しばらく通い、いろいろと歪みを解消するストレッチを教えてもらうことになった。
推しの隣に写る不細工なわたし
初秋、詳しい話は割愛するが、なんと推しと写真を撮る機会があった。
しかし、そこに写る私、すっごく巻き肩で「ええええ不細工ー!」
そりゃいきなりだったからがちがちに緊張してたけど…
同じ頃、殺陣でも「すごい巻き肩だよね」「頑張って生きてきたんだね」という趣旨のことを言われたばかり。もともと猫背だから…と変に体をそらせるのもあかんかったし、身体を動かしていないのもよくなかった。
これは整形外科で身体のゆがみを少しでも解消して、殺陣で身体を動かすようになれば、推しと写る私がもうちょっとましになるのでは?
整形の理学療法士さんも「剣道の動きは肩甲骨を動かすからよい」と言っていた!(剣道じゃないけど
不純な動機が芽生える。
推しは殺陣もお上手だし、一石二鳥やで☺
そこから腹をくくった私の奮闘が始まった。
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