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株も暗号資産も冬真っ盛り、だけど、明けない夜はない。

 今日はポジショントークです。なぜなら、この先、いつ、株式市場や暗号資産市場が上昇を始めるかは誰にも分からないからです。それを前提にあえて書くと言うことは、私自身の個人的願望っていうことです。大半の人はなんでも下降するより上昇する方が好ましい、と思います。私もそのうちの一人です。

 株式市場も、暗号資産市場も今のところ冬の様相です。この冬はいつまで続くのでしょうか。というのが気になっている人、いっぱいいると思います。私も気になっています。ただ、まだ冬が終わる気配はあまりなさそうです。株式市場で言うと、やはりFOMCの政策というか、インフレの先行きが読みづらいという点もありますし、暗号資産市場で言うと、それに加えてまだまだ規制やら怪しさやら不透明さのファクターが付け加わっています。
 ちまたの情報をかき集めても、終わる、終わらない、もっと景気が悪くなるなどいろいろな意見が出ていて、どれが正しいのか終わってみなければ分からない状況です。

 相場というのは単純で、売る人と買う人のバランスで決まっているので、いつまでも下がったり、いつまでも上がったりする物ではない、ということは言えるかと思います。なので、あるところまで下がると後は上がるしか無いという局面は必ず来ると思っています。それがどこなのか、いつなのか、ということについては神の領域ではありますが。

 相場も人がやっているので、我慢の限界っていうのはあると思います。その我慢の限界がいつ来るか。株式市場の方は、インフレの動向やら、FOMCの政策やら、景気動向などの指標がたくさんあるので、なんとなく、現段階でどういうマインドなのかというのは割とつかみやすい気がします。ということで、私見ですが、今は、大人しく見守るしかない微妙な時期ではないかと。おそらくFOMCのメンバーも同じなのでは無いでしょうか。
 なんとなくちまたの記事をなめていると、FOMCに比べて市場は緩和期待が大きく、FOMCが引き締めを少し緩めると楽観がすぐ顔を出し、それをFOMCが叩き潰すという動きを繰り返しているように見えます。ということは市場はもう、我慢しきれず、早く資金投入したくて、うずうずしてるという風にも受け取れます。
 インフレに関して言えば、そろそろ頭打ちな気はしますが、確信までは持てないというところでしょうし、米国の失業率はまだ低いため、賃金の上昇は収まっていない感じです。というところからしてFOMCはまだまだ金融緩和へ切り替えることは半年はなさそうです。となると、株式市場もフラフラする可能性が高く、冬はなかなか終わらないと言ったところでしょうか。早く終わって欲しいですけど。

 一方、暗号資産市場はどうか、というと、上記に加えてFTXの話があったので規制論が盛んになっています。そうすると、こういうイノベーション的な世界でありがちな、無茶をやると刺される、というリスクが浮上し始めます。さらには第二のFTXはないのかと探し始める。もちろん、ワールドワイドなムーブメントなので、米国にみんな従うわけでは無く、それ以外の緩い国では相変わらず、やり放題というか、そもそも何が良くて何が悪いかとかないので、変な物含めていろいろ出てくるとは思います。
 ただ、全体としては米国の状況に左右されがちな傾向があるので、バイナンスやそれ以外の取引所、SECなどの動きに右往左往する傾向があります。ということで、しばらくはちまちま動くだけということになりそうです。
 そうは言うものの、この市場は何が出てくるか分からないので、良くも悪くも大きく動くという可能性は捨てきれません。しかも、いわゆる伝統的金融市場に比べればマーケットサイズが小さいので、いったん、何かあれば振れ幅も大きくなる傾向があります。今のところそのネタとなるような技術的革新、ムーブメントや国の政策変更などは見いだせていないですが。

 ということで、両市場とも、今のところは地を這う中で行ったり来たりという風に捉えています。なので、今の見えている動きがこのまま継続するとするとどこかで我慢しきれなくなって、少しずつ再浮上する可能性は高いと考えています。個人的には来年の春先くらいにはなんとかなってくれないかという願望が根強いです。

 そんな中、どかーんと、何か大きなことが起きると嫌ですけどね。コロナショックの時みたいにズドンと落ちるということがあるので。ただ、あれも振り返ってみればその後の回復が急激で、金融政策の転換もあって、バブルになったので必ずしも悪いだけで終わらない、と捉えています。
 明けない夜はない、明けない冬はない、ということで、今は少し長めの日柄調整と考え、いつかは必ず相場は浮上すると思っています。
 以上ポジショントークでした。

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