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つつじの季節となりました

4月からフリーランスとなり、
平日の昼間に出かけることが多くなった。
普段と変わらぬ道を車で運転する。
運転しながら助手席の妻に
「えっ!?こんな所につつじ咲いてたっけ」
と聞く。
片道2車線の中央分離帯に
ピンク色のつつじが所狭しと咲いている。
「毎年咲いてんで」
と返ってくる。
当然だ。

中央分離帯を工事したわけでもなく、
植え替えをしていたわけでもないのだから。

「家帰ってきて、余裕が増えて、視野広がったんちゃう」
と助手席から。
そうかもしれない。

つつじの季節に、
毎年思い出すことがある。
小学生のころ、
つつじの「蜜」をミツバチのようにに吸っていたなぁ〜と。

車を運転中に、
「小学生のころ」と言い出すと、
助手席から
「蜜を吸ってたんやろ」
「毎年言ってんで」
と。

どうやら視野は広がったかもしれないが、
おじいさんに近づいているようだ。

今日、車を運転中に、
ピンク色のつつじを手に持って
出勤している人がいた。

あの人も小学生の頃にやっていたように
蜜を吸うのだろう。
こっそりと。



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