なぜ2,000円のペンケースは3万5,853円で売れたのか?
1本100円の水を1万円で売るためにはどうすれば良いのか?
ビジネス力や企画力を試される質問として、こんなお題を聞いたことがあるって人は多いはず。
だいたいのビジネスパーソンは、この質問に対して
芸能人に飲んでもらってからファンに売る
水が売られていない砂漠に行って水を売る
水を飲んでくれたら株式を譲渡してあげる
このように水に付加価値をつけたり需供のバランスを変えて販売しようとします。
この方法も正解だとは思うのですが、結局のところ付加価値に需要があるのであって、100円の水そのものが1万円で売れてるわけではないですよね。
しかし先日、まさに水そのものを1万円で売っているような事例、実際に2,000円のペンケースが3万5,853円で売られている事例を発見しました。
結論から言うと、「商品にストーリーをのせて売る」という販売事例です。
現代はどんな商品も優れていて、機能的価値に差がつかないと言われています。
どのラーメン屋も美味しいし、どの美容室もカットが上手いのです。
そんな時代において、このペンケースが売れた事例は、きっと多くのビジネスマンに役立つ話だろうと思い今回はnoteを書こうと思いました。
ヤフオクにて、18倍の価値で売られたペンケース
2014年10月、なんの特徴もないペンケースが2,000円でヤフオクに出品されました。
このペンケースは、最終的に3万5,853円で落札されています。
このペンケースが約18倍の価格で販売された理由は、概要欄のストーリーにあります。
全文を掲載するので、ぜひ一読してみてください。
ペンケースを購入した人は、ペンケースを見るたびに「販売者の意志力」を思い出すのでしょう。
ペンケースの機能そのものではなく、ペンケースのストーリーによって商品の価値が上がったのです。
多くのビジネスマンが活用できるストーリーの力
ストーリーを使いこなせる人間は、人々を魅了できます。
スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学の卒業式で自身のストーリーを語って「コネクティング・ザ・ドッツ」という伝説的な教訓を残しました。
オバマ大統領の「Yes we can」というスピーチは、26歳のコピーライターがストーリーを作っています。
また、ストーリーの知識は、スピーチだけでなくアフィリエイトやブログの執筆にまで幅広く利用可能です。
僕自身、ストーリーテリングの知識を使って約20万円しか売り上げがなかったTwitterアカウントの売り上げを1ヶ月で200万にした経験があります。
クライアントは大喜び。
企業コンサルの依頼まできました。
自分だけののストーリーを語り、ヤフオクで売られたペンケースのように自分や自分の商品に付加価値をつけましょう。
今回の記事は以上です。
P.Sストーリーに関するセミナーをしてきました。
サンクチュアリ出版で情報発信者向けのストーリーテリングの活用方法や具体事例のセミナーをしてきました。
同じ内容をnote記事で紹介しています。
「情報発信でストーリーを語るのって難しそうだな」
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