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今週の良かった新曲感想【3/6~3/12】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。3/6~3/12リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。

#1『ハートオンライン』/ さくらみこ

 VTuberグループホロライブ所属0期生のエリート巫女アイドル、"さくらみこ"の10枚目シングル。作詞作曲:沢井美空さわいみく、編曲:永見和也。
 3月5日に行われた彼女の生誕祭ライブで初披露され、視聴者を感動させてくれました。さくら舞う明るいキラキラエッセンスに溢れたメロディの心地良さ、そして何より歌詞が良すぎる。"着飾るよりも ありのままで"とか特に彼女がずっと目指している、"配信者でもありアイドルでもありたい"と云う等身大のVTuberアイドル像が詰まってるなと。年内にアルバムリリース説濃厚になってきて楽しみです。


#2『狂想』/ 花譜かふ

 KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガー花譜、待望の3rdアルバム。2nd『魔法』からは約2年ぶり。今作も全15曲の作詞・作編曲はカンザキイオリが担当。
 これまで彼女のライブで何度も披露されていた楽曲達が遂にリリースされた喜びと、ライブのセトリの様な構成でやはり年間ベスト級の名盤でした。まず彼女の代表曲である「過去を喰らう」3部作であるTr.2「海に化ける」、Tr.3「人を気取る」。歌詞からは花譜ちゃんの成長と、心情の変化を感じることができ、力強いメロディも最高な名曲。また、こちらも代表曲「不可解」3部作Tr.5「未観測」、Tr.13「狂感覚」では、メッセージ性の強いエモーショナルな楽曲で胸が締め付けられますね。あとは、花譜ちゃんの高校卒業を記念して書き下ろされたTr.12「裏表ガール」は彼女から観測者(ファンの呼称)への想いが込められていて有難うのお気持ち。インスト前ラストを飾るTr.14「邂逅」は初聴になる新規曲ですが、マジで素晴らしかった…。カンザキイオリさんの想いが溢れ出しており、花譜ちゃんの感情が乗りまくった歌声が響き、気づいたら涙を流してました。
 カンザキイオリさんはKAMITSUBAKI STUDIO卒業を先日発表し、花譜ちゃんと彼との共作は"一旦"これが最後になりました。これまで本当に沢山の名曲達をありがとうございました。これからも大好きです、またどこかで絶対に花譜ちゃんと何か作ってくださると信じてます。


#3『OYASUMI NIGHT』/ 花風はなかぜりん

 音楽に特化したクリエイティブ事務所「BLUEMOONMUSIC」所属のVsinger、花風りんが3/7に誕生日を迎えて記念すべき1stオリジナル楽曲をリリース。作詞作曲:堂村璃羽、編曲:BigDogOof。
 夜空を思わせるキラキラ煌めくアンビエントな導入部から徐々に盛り上がりを魅せるFuture Bass系な1曲。オシャレな雰囲気を維持しつつ、しっかりドロップを効かせてあって最高でした。囁きかける様な可愛い歌声も相まって本当にリラックスでき幸福感に包まれる感じが良かったです。


#4『Our Bright Parade』/ hololive IDOL PROJECT

 VTuberグループホロライブのプロジェクトである「hololive IDOL PROJECT」の新曲。ホロライブの全体曲であり、今月3月18、19日に開催される"hololive 4th fes. Our Bright Parade"の為に制作された楽曲です。作詞作編曲:堀江晶太!本当にありがとう…。
 マイケミの「Welcome To The Black Parade」リスペクトを感じる圧巻の開幕に、堀江晶太さんらしいクソデカ音像リードギターで勝利のガッツポーズ。エネルギッシュでエモーショナルすぎる壮大な泣きメロにもう最高すぎて、現地で聴いた日には泣き散らかすんじゃないかと気が気でないです。"悔しさも愛しさも連れておい”って歌詞も大好きで、彼女達とこれからも前へと進んでいきたいと思わされますね。ライブ当日本当に楽しみです。


#5『ぱにらば』/ YuNi

 バーチャルシンガー(Vsinger)のパイオニア的存在であり、今では並行してセルフプロデュース音楽プロジェクト「cyAnos」でも活動している、YuNiの新曲。作詞作編曲:タケノコ少年。
 ハイテンポで楽しさ全開、中毒性抜群、ライブ映え必至の1曲でした。こーゆー曲は結局いつでも大好き。2番ではよりサビに向けてボルテージMaxまで上げてくれる展開になってるのも良いし、ギターソロで駆け抜けるラストも見事。歌うのかなり大変だと思うんですが、そこはYuNiちゃん流石の歌唱力と云った処です。歌詞がパワフルに伝ってくる。


#6『Trick』/ PIKASONIC

 2021年にはTatsunoshinKoheyら他7名とレーベル「PSYBER COMET」も立ち上げた、主にEDMを制作している日本の音楽プロデューサーPIKASONICの新曲。
 奥行きのあるサウンドスケープで、幻想的で透明感を持って奏でられる"わび・さび"の世界観。日本人にしかこの美しさは生み出せないと思わせる研ぎ澄まされたメロディに速攻で惹かれましたね。あまりに気持ち良すぎる…繰り返されるフレーズが耳から一生離れません。


#7『CUT. BLEED. REPEAT.』/ PROJECT: VENGEANCE

 Lorna ShoreのWill Ramos、Left To SufferのTaylor Barber、Infant AnnihilatorのDickie Allen、SpiteのDarius Tehrani、TraitorsのTyler Sheltonによるデスコアスーパーグループ「Project: Vengeance」の1stシングル。
 5人それぞれが持ち得る全てのボーカルスキルを発揮していて、カオスでありながら、デスコアらしい旋律を響かせていく1曲。誰がどこを叫んでるのか想像しながら聴けるのも面白かったですね。ガチで個性豊かと云うか、こんなにも性能が違うんだなと満足感と共に改めて思い知らされます。


#8『Seeking Somewhere - NightCore』/ Monument Of A Memory

 アメリカニュージャージー州バーゲン郡出身のメロディック・メタルコアバンドの新曲。完全新曲ではなく、昨年リリースされた1stアルバム収録の「Seeking Somewhere」のリミックスで、Theoria Recordsとの契約記念?
 年間ベストに選出した程、好きなアルバムの曲だったので嬉しいですね。リミックスは基本的にギャンブルだと個人的には思ってるんですが、コレは大当たり!オリジナルよりテンポを上げ、スペーシーなエッセンスを盛り込み、よりノリやすい仕上がりに。緻密に練られた重厚かつ上品なメタルサウンドが損なわれる事なく活かされたまま、女性ボーカルとも相性良く美しさに磨きが掛かってて最高です。


#9『Ghost』/ If I Were You

 アメリカニューヨーク出身のポストハードコア/メタルコアバンドの新曲。2020年リリースの5thアルバム以降ではこれで3枚目となるシングル。1年に1曲ペースで、そろそろアルバム来てもおかしくない時期ですね。
 大好きなバンドから久しぶりに名曲が!昨年リリースされた「Wither」より断然キャッチーかつフックが効いたサビメロで好き。スクリームとクリーンが重なるパートも堪らんですね。エネルギーに満ち溢れ、初期から安心安定信頼のIf I Were Youらしい様式美を一生貫いてて今年も最高です。


#10『ALVA』/ a crowd of rebellion

 昨年は結成15周年を迎えた、新潟県出身のメタルコア/スクリーモバンド。これまでサポートで帯同していたベーシスト・中尾佳介を正式メンバーに加えた新体制初のミニアルバム『ALVA』を3月29日にリリース予定。そこからリード曲となる「ALVA」を先行配信。
 拡声器を持ち込んだエフェクトで歌い上げる開幕、スクリームパートではヘヴィなリフに絡みつくピアノの旋律も美しい。ラスボス風壮大なブレイクダウンから間髪入れずギターソロも最高で、この畳み掛ける様な展開は如何にもリベリオンらしいなと。相変わらず独自のジャンルと世界観を崩さず拡張を続ける彼らの在り方が好きですね。ミニアルバム楽しみ。


#11『Pylon』/ Babirusa

 オーストラリアはブリスベン出身のデスコアバンドの新曲。昨年も1曲だけシングルリリースしており、今年もシングル出ました。ボーカルは他バンドのフィーチャリングで見かけた記憶。
 クラシカルなデスコアの雰囲気はありつつも、未来的シンセのエッセンスが絶妙な緊張感を煽るエクスペリメンタルなサウンドスケープ。にもかかわらず前に出る凶暴かつ多彩なスクリームも存在感しかないですね。刺激に溢れた壮大な展開美で満足感ある5分間。1stアルバム『Humanoid』の時よりサウンドプロダクションも洗練されているので、次作期待できそう。


#12『We Made Heaven Our Hell』/ What's Wrong

 アメリカはシアトル出身のメタルコアバンドの新曲。約1年半ぶり、通算4枚目のシングル。
 Djent影響下のテクニカルなリフと、目まぐるしいプログレッシヴな展開で、ひたすらパワフルに突き進む強靭なグルーヴも最高ですね。要所要所でエモーショナルな表情を覗かせるのも素敵。この手の割と純粋なプログレッシヴ・メタルコアは久々の感覚だったのもあり、やっぱ好きだなと。



―――以上、3/6~3/12はアルバム1枚、シングル11枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
 その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(誰でも押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!

 ではまた!

※先週の新曲感想はこちらから。


#オマケ

 今週は個人的ニュース。「アイドルマスターシャイニーカラーズ」の楽曲サブスク第二弾が3/8に解禁。これまでフィジカル買ってきた勢ではあるけど、ようやくSpotifyでも聴ける様になって嬉しいのよ。
 全体曲「シャイノグラフィ」や放クラの「ビーチブレイバー」、ストレイの「Trascing The World」、そしてアンティーカの「革命進化論」!!!名曲の数々が気軽に聴けるようになったので是非聴いて欲しい。
 「革命進化論」は2010年代前半のメタルコア直系のサウンドで、ギターソロ付ブレイクダウンも搭載、サビでは拳突き上げシンガロング必至ソング。2023ver.とか関係ない、永遠にガチで最高、大好き。

 では今回はこの辺で。また来週お逢いしましょう!

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