雪が降ったから外はに出たくない!いや、出れられない!

雪が降ると子供の頃は、嬉しかったです。

雪が降ると真っ先に外に出て遊びした。

外を眺めて、いつもの見慣れた景色とは、全く違う一面真っ白な不思議な光景を見て目をキラキラさせて喜んでいました。

だから、気持ちは分かります。

子供達がベランダから出て雪が降っている光景を見たい気持ちも、

「雪だー!雪だー!」とはしゃぐ気持ちも。

雪が降りテンションが上がった子供達は、早速ベランダに出てはしゃいでいます。


うちは集合住宅の三階に住んでいます。

あんまりうるさくするようだったら、近所迷惑なので、子供達を部屋に連れ戻さないとなと、思いつつ出来れば一瞬でも外に出たくない私は、ベランダが見える居間で子供達の様子をなんとなく伺っていました。

すると、誰かがベランダの下の道を通ったらしく、たつのすけが、その人に向かって声を掛けました。


私の角度からは、下は見えないので声だけが聞こえます。

たつのすけ「すごい雪降ってますねー!」

謎の人「‥‥‥。」

三階からだときっと声が聞こえないのでしょう。声をかけられた人の声は聞こえてこなかったです。

もう、十分雪はみただろう。


ずっと外に居ても寒いだろうし、そろそろ部屋に戻ってくるように声をかけようかな。そう思った時でした。

たつのすけ「あのー、頭に雪が沢山積もっちゃってますけど大丈夫ですかー?」

えっ?

頭に雪が積もっちゃってる?

そんな人がいるだろうか?

頭に雪が降ってきても。積もるまでそのままにしている人なんているだろうか?

頭に降り積もる雪に気付かないほど、夢中で雪かきを頑張っているのかなぁ?

申し訳ないけど、ちょっとどうゆう事なのか確認のため見てみたい!!

と、頭に雪が積もっちゃってる人が、どんなんだか見てみたくなってしまった私は、ベランダを開けようとしました。

えいじ「バカ!たつのすけ!あれは、雪が積もってるんじゃなくて、白髪って言うんだよ!おじいちゃんに失礼だよ!」



出ていかなくてよかった。



でも、今なら、

「 すみませーん。なんか子供が騒いでしまっていて。失礼いたしました。オホホホホ。」

と、私は何も知りませんでしたけど?なんか子供が失礼な事いっちゃったのかしら?と、とぼけた感じの団地の奥さんを演じられるかもしれません。

こうゆう事は苦手だか、親としては、ここは謝罪の一つでも入れるべきだと意を決してベランダの引き戸に手を掛けたその時、


たつのすけ「そうだったのですか!雪と間違えちゃってごめんなさい。しらがが、頭に乗っちゃってますけど大丈夫ですか?」


もう、外にでる事が出来なく無くなった。

今、私は、この家に居ない。

私が、買い物に出掛けている間だに子供達が勝手にベランダに出ててしまったんだ。

だから、私は何も知らない。

何も聞いていないし、何も無かったんだ。

だから、出ていく必要がない。

という架空の設定を作る事でとか我を保った。

ごめんなさい、近所のおじいさん。

あとで、子供にはちゃんと言って聞かせます。

たつのすけに白髪の意味も教えておきます。

でも私は、チキンなのでベランダに出る事はできません。

そして、私はあなたの姿を見ていないので、これからしばらくの間きっと、近所で白髪のおじいさんを見かけるたびに、あなたかな?あなたかな?と思って心の中で詫びますので、どうかそれで許してください。


今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!


温かくしておやすみ下さいませ^ ^

















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