梲が上がらない日々。変わり映えのない生活。
毎日昼に起きてご飯を食べ、買い出しに行き仕込みをして深夜に帰って倒れるように眠る。
月に4日しか無い休日は夕方まで身体を動かすことが出来ず、夕方に買い出しに行き仕込みをしてその流れで知り合いのお店でお酒を頂く。
思考時間も読みたい本を読む時間も一息つく時間も無く、この生活に少しだけ嫌気が芽生えたのを感じて、なにかしなきゃと。
重い足を引きずって尾道まで行ってきました。

その日は10時くらいに起きることが出来て、いつも通り二度寝をしようかと思ったけど何故か目が冴えておりました。
なにかするなら今日だなと。
とにかくその日は知り合いに会いたくなかったから、知り合いとご飯に行ったり、知り合いがいる場所に行く事はNG。
とはいえ1日しかない休み。下手に遠出は出来ないから何処に行こうかと考えていると、3月に愛媛に行った際尾道に寄ったな思い出しました。
いぶきとあやねちゃんを送っただけだから滞在はしてないけど、綺麗な街並みと海があったなと。

そうとなればホテルだけ予約し、さっと準備して出発です。
前日車を寺町に置いてきた事を思い出し、12時過ぎに家を出発。
途中でゆーゆで温泉につかり尾道へ。
運転時間はざっと2時間くらいです。
久々の思考時間。色々考えました。

特にハプニングも無く16時半に尾道に到着。
まずはPilviさんに教えてもらったワインのお店BISOUさんへ。

料理ばか美味かった。
店主さんが強面で料理や内装の写真は撮れませんでした。チキリました。
でもとても気さくで良い店主さんでした。

BISOUさんを後にして、街を散策。

やはりとても良い街並みでした。
海が見えるのも素晴らしい。
先週末にお祭りがあったらしいのとGWを控えてることもあり、その日の街はとても静かです。
ゆっくりしたかったので落ち着いているのがとてもありがたかったです。
1時間程の散策を終え、次のお店です。

ワインと料理　PINOさん。
お客さんが僕だけだったのでゆっくりとお話しさせてもらいました。
ここの店員さんもクセでした。
なんでワインと料理のお店してる方は変わった方が多いのでしょう。
BISOUさんPINOさんk⚪︎fer然り。
PINOさんの料理もとても美味しかったです。

PINOさんを後にして散策を再開しようと思ったのですが、ここにきて眠気に襲われ一旦休憩です。
10分寝ようと思ったら1時間経ってしまいました。
再スタートのお供はきつねうどんにしました。
素朴で安くて美味しい。こんなの飲み屋街にあったら行っちゃいそう。
深夜のうどん屋でもやってみようかな。

食べ終わってまた散策を再開です。
スナック街というか、ほぼスナックばかりでした。

不思議な窓の造りが多く見られたのですが、これは昔この辺は遊郭だったらしく外から女性を見る目的で窓が大きく作られているのだそう。スナックが多いのもその名残なのかもしれないですね。
土地の歴史を知るのも勉強になるし楽しいです。

その後は今回の旅で最も印象に残ったお店"弐拾dB"さんです。
こちらは平日は深夜の23時から27時までやっている古本屋さんで、僕の知る限りではあまり無いお店です。

元々は診療所だったらしく、その面影が沢山残されている内装となっていました。
普段本なんて読まないくせに、こういう場にいると本読みたくなって1時間じっくり吟味して沢山買ってしまいました。
色々気になったことがあったので質問してみました。
弍拾dBの意味、なぜ深夜にお店をやっているのか、おすすめのご飯屋さんは何処か。
ここで答えを書くのは野暮なので、是非実際に行って店主さんに質問してみて欲しいです。
本を買って1週間経ってしまったけど時間が全然無く読めておりません。今週こそ時間作って読もうと思います。

この日の行動はここまで。
朝起きると時刻は11時。この日も仕事だから12時には尾道を出発するつもりで予定を立てていたので完全にやらかしました。
仕方がないのでお昼ご飯だけ食べて帰ることにしました。

ラスト尾道は、前日に弍拾dBの店主に教えてもらったきはら食堂さん。
地元民が通う食堂となれば行かない選択肢はありません。

お店はおばあちゃんとその娘さんで営業しておりました。
これで十分なんだよと言わんばかりの素朴で素敵な味。
おばあちゃんの作る稲荷もとても美味しいです。
最後の最後で良いお店に辿り着けました。
これにて尾道旅も終了です。

BACCAも終わったのでGWが終われば一旦ゆっくり出来そう。
しかし、半年前から楽しみにしていた礼賛の岡山公演は結局行けそうもありません。本当に泣きそう。悔しい。
それでもめげずに頑張ります。
次は鞆の浦で一息つこうかな。