「政府債務」と「赤字予算」の語彙

・政府が歳出において「信用支出」の国債振出(入札)とすることで通貨が発行されていくということの説明。

年度予算(一般会計)には、この「信用支出」のほかに、税収や財産運用益ほかの「現金支出」による歳出予算が組まれる。うち、政府支出により通貨が発行されるのは、「信用支出」つまり「国債の振出(入札)」による歳入「公債金」の用立てからの分だけであり、落札された国債はすべからく中央銀行(日銀)により買上(買いオペ)されていく担保が取られている。
その年度の政府預金には、税収並びに国有財産運用益からの現金が振込されるから、その分を控除して歳出予算を組みたてる。

・政府が振出した国債は、それぞれに決済(償還)期日日が記されていて、その期日到来まで期間には時間費用にあたる「付け利率」(1年以内では割引)が約束されている。そうした未決済の国債残高のことを「政府債務(借金)」と言われている。そして、年度会計にあっての予算の「信用勘定」の支払のことを「」赤字予算
とされている。果たして、そういう言い方は会計的には正しいのだろうか。