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禍話リライトまとめ

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猟奇ユニット・FEAR飯のツイキャス放送「禍話」にて語られた怪談に、筆者独自の編集や聞き取りからの解釈に基づいた補完表現、及び構成を加えて文章化したものです 朗読動画などの制作を… もっと読む
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高橋知秋が投稿している禍話リライトについて~朗読動画の投稿等を希望する方に向けて

【注意】この記事で書かれていることはあくまで「高橋知秋が書いた禍話リライトについて」の文…

高橋知秋
1年前
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禍話リライト:忌魅恐「屋上に誰かいる話」

 これがねえ、予備校の話なんですね。 *  忌魅恐、についての詳しい前提はヴェナル軍曹氏…

高橋知秋
3日前
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禍話リライト:こっくりさん三題「誰もいないが」「下校時間!」「この十円で」

 皆さんはこっくりさんをしたことがありますか? * 誰もいないが 年号がまだ平成だった頃…

高橋知秋
3日前
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禍話リライト「スマホじゃない」

 世の中にはいろんな恐怖が眠っちょる。 *  まず、歩きスマホは良くないのである。  こ…

高橋知秋
1か月前
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禍話リライト:忌魅恐NEO「お茶を出された話」

 これだ、もう忌魅恐NEOだ…。 *  かあなっきさんが自分と同じように実話怪談を収集して…

高橋知秋
2か月前
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禍話リライト「女と子供のビデオ」

 本当にあの、嫌がらせの可能性…誰かが悪戯で作った可能性があるんで、これ。そういう動画。…

高橋知秋
2か月前
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禍話リライト「生き埋めの写真」

 次は近所のお兄さんの話です。 *  年号がまだ昭和だった頃の話。  当時小学生だったFさんの家の近所に、大きな家があった。  その大きさはかなりのものだったらしく、家の敷地の入り口には立派な木製の門があったという。  そこには大学生ぐらいの年の頃の、Tさんという青年が一人で暮らしていた。Tさんは少し頭が良いお兄さん、として近所では名が通っていたそうだ。  今よりも何もかもが緩い時代。  Tさんは家の広さを利用して、近所の子供たちを集めて勉強を教える、インディーズの塾

禍話リライト「片手袋」

 あのさ、手袋って知ってる?…ってそんなバカみたいな…。 *  例えば、外を歩いていると…

高橋知秋
3か月前
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禍話リライト:忌魅恐NEO「図書館に置いてあった私小説の話」

 本は選びなしゃいっ!って話なんだよね。  *  加藤よしき氏とだいたい同い年…現在30代…

高橋知秋
3か月前
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禍話リライト:忌魅恐NEO「向かいのベランダがゴミだらけだから掃除する話」

 い・み・こ・わ・NEO!(リライト者注:「ULTRA SOUL」の節回しで読んでください) *  H…

高橋知秋
9か月前
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禍話リライト:忌魅恐NEO「思ったほど熱くなかった話」

 ドMならいいけど、ドMじゃなかったら蝋燭って熱いですからね。 *  怖い話がない、怖い話…

高橋知秋
10か月前
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禍話リライト「河川敷のビデオ」

 ではでは行ってみましょうか、新年一発目の話なんですけどね! *  かぁなっきさんが年越…

高橋知秋
11か月前
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禍話リライト:忌魅恐NEO 「夜のお寺を映しているだけの動画の話」

 あかん!忌魅恐や!って感じで…。 *  Kさんは怪談を集めていた。  世に言う「怪談師…

高橋知秋
1年前
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禍話リライト:忌魅恐NEO「コインロッカーを確認するアルバイトの話」

 全然怖くない人いると思います。先に言っときますけど…これ。うん。俺は、やだなー、ってぐらい。  *  体験者の方が、「昔住んでいた地域から引っ越したから」―この”地域”というのは市や県といったレベルではなく、例えるなら首都圏、四国、中国地方といった広範囲のエリアを示している―かぁなっきさんに話せるようになった…という話。 ・・・  Aさんが大学院生として文系の研究科に通っていたときに体験した出来事である。  院生の会合のような集まりに顔を出したAさんは、理系の研究