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生後4ヶ月19日 pop yoursの走馬灯

私はここ2年くらいヒップホップが大好きである。
昨日と今日はpop yoursという名の新しいヒップホップフェスがあった。幕張メッセで。太っ腹なことにYouTube でLIVE配信があったので、タイムスケジュールを吟味しお目当てのアーティストをチマチマ観て過ごした。

2日目の今日は終盤に向けて人気者が出てきて、風呂や夕食、赤ちゃんの寝かしつけの時間ではあったが夫にほとんど対応してもらって観た。
ぐずっていた赤ちゃんは最後のBAD HOPの途中に寝て、夫も寝室に行ったので、ダイニングテーブルで終わりまで一人で観た。

コロナ禍になってからライブが家で観られることが増え、最初は運営側も観る側も試行錯誤だったがだいぶ慣れて、私はかなり配信に恩恵を受けている。コロナ、妊娠、出産、始まる子育て、と外出できない日々のなかでも色んなライブやフェスに少し参加し、心が躍った。

それで今日のBAD HOP。ダイニングソファに座って行儀わるくダイニングテーブルに脚を上げて、赤ちゃんを夫に任せ、AirPodsをして蜂蜜紅茶を飲み夫の作ったバスク風チーズケーキをモリモリ食べながら、「ヤンキーのカラオケ大会」というdisコメを笑った。
今のわたし、好きなことをするのには必ず夫に協力してもらわねばならない。罪悪感というか呵責が少しある。それでも観たかったんだからしっかり集中したらいいんだけど、意識の半分くらい赤ちゃんと夫のいる部屋に向かう。女だし、きっと彼がそれなりに大きくなるまでは一つのことに集中できない仕組みになったかもと思う。

「どうしてもやりたい」をたまに自分に与えてガス抜きしつつ赤ちゃんと暮らす。自分の望んだ幸福で不自由な日々。

なんかテーブルを見ながら、この時代のこういう日々のこと、一生忘れないだろうなと思った。

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