メジャーリーグ情報:ラテン系の強肩キャッチャーたち

このカテゴリーでは、ラテン系の野球選手について書いています。

今日は、ラテン系のメジャーリーガーについて。

日本で、ラテン系のメジャーリーガーと言えば、
内野手、特に身体能力が高いショート&セカンドに注目が集まりがち。

今日は少し角度を変えて、ラテン系のキャッチャーたちを取り上げます。
その括りは、「強肩」であること。

みんな、座ったまま鬼のような送球ができるくらい肩が強いです。
体の使い方がうまいんですね。


1人目は、ニューヨーク・ヤンキースのギャリー・サンチェス(Gary Sanchez)。



サンチェスは、田中マー君の女房役です。

出身はドミニカ共和国。
去年までレッドソックスにいた、デイビッド・オルティーズ(David Ortiz)と同じ国の人です。

身長、189cm
体重、104kg

まだ、24歳!!!
前途、洋々です。


私がサンチェスを知ったきっかけ。

それは、2017年6月24日。
ダルビッシュとマー君が、メジャーで初対決した日です。

サンチェスが、1回に盗塁したランナーをセカンドで刺したんです。
そのときのサンチェスの送球。

唸るボールってこれのことやな〜。
そう思いました。

このキャッチャー、絶対ヤバい奴に違いない。
そう思ってネットで調べてみたら。

やっぱり。
ヤバい奴。

しかもバッティングもエグい。

とりあえず、この(↓)動画を 01:28から見てください。
たった5秒で、サンチェスの鬼肩ぶりが分かりますから。
送球がナチュラルシュートしてます。笑


2人目は、カンザスシティ・ロイヤルズのサルバドール・ペレス(Salvador Perez)。



出身はベネズエラ。
メジャー屈指の強打者、ミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)と同じ国の人です。

身長、192cm
体重、109kg

まだ、27歳!!!


私がペレスを知ったきっかけ。
この次に挙げている、3人目のキャッチャーのプレイ集を見ていたら、たまたま関連動画として見つけました。

プレイを見てびっくり。

肩、鬼強い。
そして、このガタイでこの俊敏性。

とりあえず、この(↓)動画を見てください。
私の言わんとするところが分かりますから。
俊敏性は、バント処理を見てください。



すごいプレーが多すぎて、動画のどこをみたらいいか分からない?
分かりました。

どこでどのプレイが観られるかと補足コメントです。

1 ファースト牽制
親の仇みたいに、ブーン、腕振ってます。
これだけ腕が振れるというのは、すごく体が強くないとできないんですよ。
コントロールもビューティフル。

・00:29-
・03:03-
・03:26-
・03:36-
・03:43-
・07:57-

2 セカンド送球(盗塁&牽制)
実況の人が、「なんていう送球だ!冗談だろ!」って言ってます。
「美しすぎるストライク送球」ってため息をついてます。

・00:00-
・00:20-
・01:13-
・その他

3 サード送球(盗塁&牽制)
ピュッて、サイドスロー。
取ってから、ゴバっと腕を振り下ろす。

サードへの盗塁は刺せます。
でも、サードランナーを牽制で刺すのって難しいんですけどね。
しかも、プロレベルだと。

ペレスは、左足で踏ん張って左半身を軸にして、腕と右半身をグワーっと回してます。
バランスを崩して、前につんのめりそうなんですけどね、普通。

・00:54-
・01:20-
・04:33-
・06:40-
・07:44-

4 このガタイで動きが素早い
ランナー1&2塁でバントだと、トリプルプレーのチャンスがあるということにも気づけますね。
あなたもキャッチャーをする機会があれば、ぜひ狙ってください!

・01:33-
・05:13-
・06:49-
・07:17-


3人目は、セントルイス・カージナルスのヤディエル・モリーナ(Yadier Molina)。
2000年以降、安定して強いカージナルスの守備の要です。



出身はプエルトリコ。
WBCでは、当然、プエルトリコ代表の正捕手。
メジャーでプレーしている姿は知らなくても、WBCの方で知っている人がいるかもしれません。

身長、180cm
体重、93kg

今、34歳。
もうベテランですね。

活躍し出したのが早かったので、もっと歳いってるかと思ってた。
キャリアのゴールは見えてきてますが、強肩は健在。


私がモリーナに注目し始めたきっかけ。

それは、イチローさんの発言です。
メジャー500盗塁のイチローさんが、「モリーナからの盗塁は、ほぼノーチャンス」と仰せに。

それで、急いで、Youtubeを探したら、プレイ集が見つかりました。




モリーナは、左半身をほとんど揺らさずに投げている感じ。
確かに投げるモーションは早くできるかもしれない。

でもあれだと、強いボールが投げられないはずなんだけど。

モリーナさん、変態です。
コントロールも良いし。


ちなみに、モリーナはイチローを尊敬しています。



去年、イチローがカージナルスのホームでの試合に出場したとき。
セントルイスの観衆は、スタンディングオベーションで迎えました。

その際、モリーナは、あえて時間を作り、イチローに敬意を表しました。
そういう気配りができる優しい選手でもあります。



見た目は、タトゥーいっぱい、イカツイ系なんですけどね。笑




以上、とりあえずメジャーリーグの強肩ラテン系キャッチャーを3人挙げてみました。

彼ら以外にも、メジャーには、ヤバい奴がゴロゴロいます。
ロイヤルズなんかは、ペレスがまだ27歳なのに、もう後釜探してますし。
次世代は人知れず育っています。

この3人には、ぜひ、スペイン語で直接インタビューしてみたいですね。
トレーニングの方法とか生い立ちとか。

あなたは他に聞いてみたいことありますか?


英語かスペイン語が得意な方は、下記のアルファベットで、もっと情報を探して見てください!

Gary Sánchez, New York Yankees, #24 , República Dominicana
Salvador Pérez, Kansas City Royals, #13 , Venezuela
Yadier Molina, St. Luis Cardinals, #4 , Puerto Rico

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