キューブラッシュの譜面

割引あり

なぜ完全版なのか

キューブラッシュにはリズムがある」の記事でも述べたように, キューブが自機を狙うタイミングという観点でキューブラッシュを見ると, ランクに関係なく一定で, 全部で99個出現するキューブに対してほぼ繰り返しにならないリズムがある.

リズムがあるというからには楽譜にして表すことができる.


私はかつて「リズムで避けるキューブラッシュ このようにきざむのだ」という動画を制作・公開し, そこでキューブラッシュをリズムという観点で捉えることを提案した.
私としては, この提案内容は史上初のものであると勝手に思っており, また, この動画はその後続く私のキューブラッシュ攻略動画シリーズの処女作でもあった.

完全版の公開

この動画によって既に, [37]までのリズムを譜面にして紹介しているが, 今回この記事では99個全てのキューブについてリズムを解析して制作した完全版の譜面を公開する.

[37]までは既に公開済みの内容と重なるので無料部分とし, それよりも後の部分が有料という形式としたい.

完全版であることの意義

99個全てのキューブについて網羅しているということは, もちろん全避けでさえも対応しているのは言うまでもない.
しかし, 通常の攻略に組み込むのを推奨しがたい全避けを別にしなくとも, つまりカマクラを作る方法であっても, 99個を網羅するのは決して無意味ではない.

まず, たとえカマクラの壁が出来ていたとしても天井が無いという状態の場合, そうなればもはや多くのキューブは無視できるようになるが, 画面の左寄りで加速するキューブについては脅威のままである.
それがどのキューブなのかが分かっていれば, 何も考え無しに動かずにいてやられるのではなく, 避ける, 誘導してカマクラの材料にしてしまう, 画面外に出す誘導をするといった積極的な行動をすることにより, 勝率を上げることが可能となる.

また, 壁よりも前から飛んでくるキューブについても, それらが加速するタイミングを把握していれば, 壁をどんどん高く積み上げることも可能になり, これもまた勝率を上げるのに貢献するだろう.

カマクラを作るのが決して下手なプレイヤーというわけではないのに, これらの行動をしないせいで, カマクラの中で黙ってやられるというもったいないシーンを見かけることがあるので, ある程度カマクラを作って満足してしまうのではなく, 勝率を上げるための行動は何でもやるというつもりで, ぜひ参考にして頂きたい.
小言を一つ言うと, これらをしないのに文句を言うなどは最悪の態度と私は考える.

完全版で改めた部分

前提として, まず「キューブラッシュ攻略記事で共通して用いる記号など」を読んで頂きたい.

ゲージ表記化

元々は参考にした文献に合わせて, キューブが加速する各x座標を右にあるものから

A, B, ・・・

といったアルファベット表記としていたが, よりプレイヤー目線での表記にしたいという理由から

S, M, D, ・・・

といったゲージ1文字表記に改めた.

加速しないキューブの明示

[2][3]直

など.

対応するキューブの併記

加速するx座標は32個の周期を構成するが, その観点から対応するキューブを, 重要なキューブでは併記した.

例えば

[44]:[12]

など.
この場合であれば,

[12]の32個後は[44]なので両者は対応しており, 同じx座標で加速する

という意味.
実際全避けでは, [44]~[49]は[12]~[17]の応用で避ける.

動画制作時点では分かっていなかったこと

例の動画を制作した時点では, 検証に用いた環境ではBGMにもリンクさせられるという意図も含んでいたが, 後にそれが環境依存であったことが分かったため, どこを1拍目として数えるかということに関して表現を改めた.

楽譜が読めないという方へ

筆者は譜面を制作した身なので当然楽譜が読める人間であり, 読者にもそれは求めたいところではあるが, 必ずしもそれが叶うわけでもないだろうから, 少し安心材料を書いておこうと思う.

楽譜というのは音楽の記録の一手段でしかない.
昔はともかく, 代わりの手段が用意できる現代ではもはや, それを使いこなせるのであれば, 別に楽譜にこだわる必要はないのである.
楽譜を理解するのではない. 楽譜に書いてあることを理解するのである.
どうせキューブラッシュは練習量が必要なのは最初から分かっているのである. その過程で楽譜無しでリズムを覚えられるのであれば, 楽譜など捨ててしまっても構わないのだ.

また, 楽譜は論理的なシステムであるから, 特別に複雑怪奇なことをしているわけではない.
譜面を見て厳密なリズムに落とし込むことができなくとも, これから起こる出来事が順序通りに書いてあることぐらいは誰にでも理解できるように作られている. 音符で表されている出来事の順序の前後は決して入れ替わることはないし, 某太鼓ゲームのように捉えてもらっても大体は合っているように作られている.
例えば, 音符が密集しているところであれば, やはりキューブも短い間隔で連続して襲って来るし, そのぐらい直感的に捉えて, あとは練習量でカバーするので全く構わないのである.

繰り返す. 楽譜を理解するのではない. 楽譜に書いてあることを理解するのである.
手段と目的を履き違えてはならない.
あくまでも目的はキューブラッシュの勝率を上げることである.

譜面


[1]~[39]

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