女性らしく生きる~女は死ぬまで女

「女性らしく」っていうと、スカート履いててハイヒール、もしくはパンプスで…みたいな(笑)

勝手な私のイメージなんだけど、見た目重視な感じ。

う~ん、華やかで華奢な感じかな?

だけど、私が助産師として目指している「女性らしく」っていうのは、ちょっと違う。むしろ、私には華やかで華奢な要素はないし(笑)

外見のことじゃなくて内面というか「生き方」みたいな☆

助産師として臨床でお手伝いしてきて感じたのは「女は死ぬまで女」ってこと。

当たり前なんだけど、価値観がガラリと変わった出来事があったんです。

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産婦人科で働いていたときに、たまたま皮膚科の患者さんが入院してきたことがあって。(ベッドが空いてなくて)

おばあちゃんと呼ぶのが相応しい年齢の女性で、顔に大火傷をおってしまい顔は包帯でグルグル巻き。

数日が経ってその包帯を取る日に私は担当してたんです。患者さん自身も包帯を外して火傷を見るのは初めて。

ドクターがゆっくりと包帯を外すと赤くただれた皮膚が…とても痛々しい火傷の傷です。

鏡で見た瞬間、泣き叫んでいました…私はただただ傍にいるしかなかった。

実はこの患者さんはとってもオシャレなおばあちゃんで、お肌のお手入れもお化粧も好きだったんです。だから、自分の状況を受け入れられなかった…

「なんでこんな顔に!!!」

想像以上にショックだと思います…うまく言葉にできない…

でも数日して徐々に鏡を見れるようになり、退院までには笑顔が見られてホッとしたのを思い出します。

その当時、23歳くらいだった私は「おばあちゃん」ってシワシワなもの、そういう存在なんだと思っていたんですよね。本当におバカでお恥ずかしい限りです。ごめんなさいっ!

でも、この方と出会ってイメージも価値観そのものが変わりました。

「女は死ぬまで女」

たとえ見た目が若い頃とは変化していても関係ないんですよね。

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産婦人科での患者さんで、ガン末期のため入院していた方。

いつしか「自分はもう長くはない」と家の整理のため外泊したんです。

そして「自分が死んだらこれを着せてほしい」と綺麗なお着物を持ってこられました。最期は好きなものを着て旅立ちたいと…

その後すぐに着物を着ることになったのですが、きっとご本人はお氣に入りの着物を着て満足してくれたのかなぁと思います。

いくつになってもオシャレな自分でいたい。

ダンナさまとの思い出のワンピースを着たいとか、自分を美しく見せたいと思う生き物なんでしょうね。

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歳を重ねても、シワシワになっても女は女💖

世の中の男性みんなに知ってもらいたいことの一つです。


私にとっての「女性らしく生きる」は、死ぬまで女♪女でいることを忘れない生き方だと思ってます。

もちろん私もそうありたいし、そう思う女性をサポートしていきます!

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