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妊活したいなら妊活前に摂る!

こんにちは!助産師くみです。

今回も妊活に必要な栄養素についての続きです。

35歳を過ぎると「高齢出産」と言われます。
結婚年齢とともに出産年齢も上がっていますよね。
実際、私も37歳で1人目の出産をしたので
高齢出産でした!

女性が年齢を重ねていくにつれて
不安になってくることのひとつは
「奇形」じゃないかな?

私もドキドキしたからよくわかります。

妊娠できるかしら?元氣に育つかしら?
奇形にならないかしら?

不安は尽きないものです…
私は奇形が悪いというものではなく、
その子の個性と思っています♡

とは言っても、
いわゆる「五体満足」で
我が子を迎えたいと願うのが親というもの…

年齢が上がると確かに
奇形やダウン症のリスクは上がりますよね。

受精卵ってものすごいスピードで
細胞分裂を繰り返しています。

その細胞分裂に欠かせないのが核酸という成分。

で、この核酸が足りないと…結果、赤ちゃん(胎児)の核酸合成がスムーズにいかず、細胞分裂に支障が出てきてしまう=奇形リスクアップになってしまうんです。

だから厚労省も
H12年から葉酸の摂取を勧めています。

核酸と葉酸って同じなのって思いましたよね?
葉酸は核酸を合成する働きなんですよ。

葉酸をとってあげることで核酸をしっかり作れるようにするのが目的です。そうすることで細胞分裂をスムーズにしてくれるから♡

具体的にどのくらい必要なの??


妊娠12週までに必要な葉酸量は640μg

でも現実は足りてないっ!!
少し古い情報ですが
30代女性で平均243μgしかとれていないそうです。
(H27 国民健康栄養調査より)

水や熱に弱いから摂取しても
吸収が間に合っていないってこと。
日々使われてますからね。

だから厚労省もサプリを勧めています。
だってバナナで補おうとすると
1日20本食べなくちゃ!!
まぁ、無理ですよね(笑)

なぜ妊娠初期に必要なの??


妊娠4週までに葉酸が足りないと
「二分脊椎」「無脳症」になりやすいから。
つまり奇形リスクってこと。

そのリスクを減らしましょうってことですね。

アメリカで葉酸サプリを補った結果、
10年間でダウン症が10分の1に減ったそうです!

葉酸って他にはどんな働きをするの??

流早産の予防
妊娠性高血圧症候群の予防
貧血の予防など

なかなか優秀なんですね、葉酸って♡
妊婦さんの強い味方です。

女性だけでなく、男性の染色体異常が30%減少したデータもあるんですよ!

母体に必要な葉酸はいつもの2倍です。
その葉酸が足りないと…
胎児の核酸合成がスムーズにいかない

細胞分裂に支障が…

奇形リスクアップ!!

妊活したい♡
でも奇形は不安…

だったらしっかりと補ってあげましょう。

しかも、妊娠4週までに葉酸が大切ってことは
妊活すると決めたときから葉酸を意識した生活にしないといけませんね♡

サプリメントの選び方も大事ですよ~

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