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Apple Watch が右利き社会に一石を投じるかもしれないと思った出来事

みなさんの周りに、左利きの人はどれぐらいいますか?
ご自身が左利きだよ、という方もいらっしゃるでしょう。
私は、父が左利きなので、右利きが前提の世の中のあれこれが左利きにとってはいかに不便か、ということをよく聞かされていました。

気を遣う左利き

ハサミや包丁、草刈りカマなどが右利き用にできていることに、ふだんはほとんど気がつきませんよね。
我が家はずっと右利き用というか、一般的に売られているハサミや包丁、カッターナイフを買って使っていましたが、確かに父は使いにくそうに右手でそれらを操っていました。

定年退職後、父は蕎麦打ちを始めたのですが、蕎麦切り用の包丁は左利き用を購入。

また、父は会食、外食などの際には、右利きの人と腕がぶつからないように席を取ると言っており、数年前にそれを聞いた時に、父がそんなことに気を遣っていたのか、と驚いたものです。

隔世遺伝

父の祖母が左利きだったそうで、若い頃に和裁を習っていたとき先生から「左手で器用に縫うね」と感心されたらしいです。

私の息子は右利きですが、姪っ子が左利きなのでこれは隔世遺伝かもしれません。
年齢が同じ二人が遊んでいると、やはり姪っ子の手先は器用に見えます。
私たち右利きがふつうにやることを左手でやっているだけでそう見えるのですから、左利きは得なのかも??

apple watch

ドアノブや自販機のお金を入れるところ、水道の蛇口などなど世界的に多くのモノが右利き用にできている中、先日見た光景が、

今後は左利き右利き関係ない、いやいや、左利きにとってようやく便利な時代がやって来る!

と私に思わせました。
apple watchです。

名称未設定のデザイン

年末のある夕方、駅の改札を通るときに、向こうから男性が歩いてきました。
その人は、左腕にapple watchを巻いており、そこに交通系カードが入っているらしく、自動改札にピッとやろうとしましたが、腕を体の前でクロスさせ少し背が高いせいもあって体をナナメにしていました。
かなりやりにくそうでした。

これは!
と思いました。

今後、apple watchに交通系ICカードを入れる人が増えてくると思いますが、右利きがapple watchを従来の自動改札に通すのはかなり不便。
駐車場の左ハンドル用発券機のように、自動改札も右手でも左手でも通れるようになるんじゃないかな、と思いました。

ダイバーシティとか性的マイノリティとか、私たちはどんどん視野を広げていかないと行けない時代に生きています。

右利き左利き両方にとって便利な、「ユニバーサルデザイン」て言うんですか?そういったモノが増えて、日常生活の中の「ちょっとめんどくさい」が減るんじゃないの?と思った出来事でした。

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