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ミニそらちゃんと行く!茅ヶ崎・藤沢・横浜&etc.紀行譚

暑さも幾分か和らぎ始めた9月末。唐突に思い立った私は、溜まっている休暇を消化するついでに一泊二日の旅行へと繰り出した。目指すは海水浴に名高い茅ヶ崎と遊行寺の門前である藤沢、様々な歴史が交差する大港横浜、そして東京。今回の紀行譚はそんな旅の様子を記していきたい。

波立つ茅ヶ崎 秋の海

まず何がまずかったって、時刻になっても発車しないな~と思っていたら普通に次の時間の電車だったこと。まぁ15分しか違わないからいいのだけれど…。

行くよ、ミニそらちゃん。

荷物のセットアップは以前も金沢旅行の際に持っていった36L(+α)のバックパックと色々入るベルトだ。バックパックは1~2泊くらいなら日用品以外に土産物も入れられるくらいの余裕ある大きさ。ベルトは単体でも使用できるようになっているが、何よりバックパック単体だと重すぎるのでその支えにしている。以前、江の島の弁天様に参拝した際に参道から危うく転がり落ちそうになって以来このセットアップにしている。もちろん、大楠公と日前国懸の御守りも忘れずに。

いつものこだわりセット。

そんな話はさておき、電車に揺られて約3時間とちょっとで茅ヶ崎駅に到着。普段は茅ヶ崎を越えて国府津や東海方面へ向かっていたので、降りるのはだいぶ久しぶりだ。

さて茅ヶ崎といえば、最近新たにそらともの聖地となった場所である(詳しくはそらちゃんのファンクラブへGO!)。実際にその地に立ってみると、中々どうして感動するものだ。

この辺かな?

駅のロータリーを過ぎて路地を抜けて、まずは高砂緑地へ向かう。

高砂緑地は澄んだ緑が美しい緑地公園だ。まずは日本庭園から見てみよう。

庭園内にある松籟庵は前庭付きの茶室・書院だ…が、肝心の建物や庭園を撮り忘れていた(上の建物のさらに北にある)。三重塔があったり、庭園が見事なので一見の価値ありだ。3月になれば梅の花が咲き誇って、一層美しいことだろう。

池の鯉。

そのまま公園内を散策。この日は前日とは打って変わって陽が照りつける夏の陽気に戻ってしまったが、公園内はまだ朝ということもあって比較的涼しかった。

都市にいながらこれほどの緑を感じるというのは、一般の公園散策とはまた違った楽しさがある。散歩をする地元の方々を時折見かけたが、普段から地域の憩いの場になっているのだろう。

平塚らいてう氏の碑

活動家として名高い平塚らいてう氏の記念館もあるらしく気になるところではあったが、時間の都合でまたの機会に。

 松籟の名にあるように、松風薫る高砂緑地はさながら緑のオアシスであった。

お気に入りのコントラストの写真。

緑地を後にして、次の目的地に向かう道中でやけに海に向かう人や警備員の姿が多いことに気づいた。道行く人に尋ねてみると、何でもサザンオールスターズのライブがあるだとか。聖地だとは聞いていたが、まさかこのタイミングで…。サザンのライブともなると倍率凄いんだろう。

そんなことを考えているうちに、茅ヶ崎の海に到着!この茅ヶ崎海水浴場(サザンビーチ)は湘南でも代表的な海水浴場で、訪れたときも家族連れやサーファーの方を多く見かけた。

東に目を向けると江の島が見えた。

私は生まれは海無し県の民であるから、やはり海を見ると年甲斐もなく興奮する。吹き抜ける潮風と彼方に続く海原…良いですなぁ。

例の場所よりだいぶ東の外れに着いてしまったので、西へ向かって歩く。砂浜を歩くと足腰が鍛えられるというけれど、歩くと確かに足が重く感じた。こりゃ良い運動になるわ。

途中、サザンのライブ会場の前を横切ると楽器をチューニングする音が聞こえた。海岸沿いにもファンの方が多く見られ、サザンの凄さを改めて感じた。

となれば当然、有名なサザンCのモニュメントも行列なわけで、皆絶え間なく写真を撮っていた。ジャンルは違えど私も推しがいる身。せっかくの楽しみに水を指しては悪いと思い、横からそっと撮るだけにした。本当はミニそらちゃんで1つ考えていた構図があったのだが…また来ればいい話だ。らいてうさんの記念館にサザンC、むしろ楽しみが増えた。

藤沢の鰻と御仏

時刻はもうじきお昼どき。茅ヶ崎を後にして、藤沢へと向かう。私はここに来るとほぼ必ず立ち寄るお店がある。

土筆坊つくしんぼう』さんは藤沢駅の南にある懐石料理屋さんであり、店内の落ち着いた雰囲気は日々の喧騒を忘れさせてくれる。もちろんどの御料理も一級、いや特級品だ。

まずは飲み物。私はここへ来ると必ず『雨後の月 元平』を頼むことにしている。雨後の月は広島は呉の日本酒であり、私はこの元平が
最高峰の日本酒だと思っている。口に含んだその瞬間、雨上がりの草原で月に映える雫のような瑞々しい味わいが広がり、次いで竹林を駆ける風のような爽やかな後味が心地良い。名前に恥じぬ名酒だ。

お酒をゆったりと楽しみながら待つこと暫く、鰻重の到着だ。以前訪れたときに女将さんが鰻も美味しいと仰っていたので、今回頂くことにした。身はふっくらで皮は香ばしく、さっぱりとしたタレが鰻と白米に絡んで…シンプルだけど味わい深く、実に美味。肝吸いや茶碗蒸しも風味豊かで、ただただ美味しいの一言。県外の人間なのでそう頻繁には来れないが、またいずれ伺いたい素敵なお店だ。

食後はちょっと時間があったので、前から行ってみたかった洗浄光寺、通称『遊行寺』にお参りすることにした。4代遊行呑海上人が鎌倉時代末に建立した、一遍上人の踊り念仏で有名な時宗の総本山だ。

遊行寺ブランチが気になる…。

坂を登って境内へ。なんでもこの「いろは坂」は桜の名所らしい(坂の写真撮ってなかったけど…)。艶やか桜が舞うなかで登っていくのも趣がありそうだ。

本堂に御座すは阿弥陀如来。私は神仏には疎い人間であるが、御本尊を見たときに恍惚としたと言うか、少し感動してしまった。御仏の力というやつなのだろうか。あ、別に仏教徒ではないのだけれどね。境内には宝物館もあったのだが、あいにくの休館日。また来ることにしようか。

願う夢の場所へ

藤沢を後にして、一路今宵の宿がある横浜方面へ。当初はそのまま横浜に行くつもりだったのだが、電車に揺られながらふと思った。「アリーナに行ってみようか」。

新横浜駅の改札を抜けると、アリーナへの道しるべが。来たる未来もこうして同じように歩いてゆくのだろうか。歩いて行きたいな。

道しるべを頼りにアリーナへ向かう。BGMはもちろん、そらちゃんの曲だ。『花時の空』→『夢色アスタリスク』→『青空のシンフォニー』→『ゆっくり走れば風は吹く』→『ポラリスソラリス』→『またあした』の順に聴いていくと中々涙腺に来るものがある。本番はまだ先ですよ。

そしてたどり着いた、いやいずれたどり着くであろう『横浜アリーナ』。我らがバーチャルアイドルときのそらちゃんの目指す夢の先。実はアリーナに来たのは今回が初めてだが、実際に来てみると感慨深いものがある。

周りを見てると自販機があり、『ヨコアリくんの嬉し涙』なるモノが売っていた。何かの縁と1本買ってみたところ、ちょうど賞味期限が2025年の5月であった。どちらにしてもお祝いに飲めるね。

次に横浜アリーナに来るのは、夢の先にたどり着いたその時だ。彼女ならきっと叶えられる。そう想いながら、そらちゃんの『羽を手にして』をBGMにして、夕陽のなかを去っていった。 

まったく余談になるが、横浜を歩いていてびっくりしたのがメガネドラッグがあったこと。\メンメンメガネノ ヨイメガネー/のCMはよく知っているが、ほんとに実在するとは…!横浜ではよく歩いていた通りだったが、全然気づかなかった…。
\メガーネドラッグ ヨーイメーガーネー/

ハマで中華

横浜で二三用事を済ませてから、中華街へ。もう何回も訪れているが、異国情緒溢れる雰囲気はやはり心踊るものがある。

流石は中華街、相変わらずの賑わいだ。

さて、何を食べようか。街に並ぶ店もピンきりで、何でも旨い信頼出来る店から、全体としてはそこそこであるがどこにも負けない一品逸品を持つ店、そして店構えはご立派だがおよそ中華料理とはとても呼べないモノ豚の餌以下を食べさせて下さる店まで様々だ。私は中華街に来ると必ず訪れていた老舗があったのだが、悲しいことに最近味が落ちてしまったのでここしばらくは行っていない。有名どころの四五六菜館、景徳鎮も悪くないが、ハズレのない店と言われると…『一楽』だろう。

香港飲茶…ではなくその右隣の建物が『一楽』だ。
(こういうときだけスマホの縦撮りが役に立つ)

一楽は大手の店ほどきらびやかではないのものの、わりと目立つ建物をしている。ここで頼んだのは炭火焼き叉焼入り炒飯と青椒肉絲。炒飯はパラパラで叉焼も甘く香ばしい味わいであり、青椒肉絲もシャキシャキとした歯ごたえが美味しかった。ここでは何を食べても美味しいし、サービスも良いのでオススメだ。写真を撮らなかったのが悔やまれる。凡ミスばかりねぇ。

食後は中華街をフラフラ散策。どこを見ても大賑わいだ。この時勢になって以来初めて中華街に来たのでここ2、3年の中華街の様子は知らないが、以前と変わらぬ活気で安心した(聘珍楼は潰れてしまったが…)。馴染みのある神戸の南京町のように魅力がギュッと凝縮された町並みももちろん好きだが、こうして中国や香港の町が移動してきたような華やかさ溢れる中華街も良いものだ。

『四五六菜館』も相変わらず賑わっているようで何より。皮付き豚バラ肉の醤油煮込み東坡肉とか海老チリが旨いんだ。書いてたら腹減ってきたな…。

『景徳鎮』は辛いものを食べたいときに寄るお店だ。ここの四川式麻婆豆腐は絶品…なのだが食べるのにちょっと覚悟がいる辛さ。甘く見ていると文字通り痛い目を見ることになる。とは言え、辛いだけではなくしっかりとした旨みがあるので(辛いものが苦手でなければ)是非試して見ては如何だろうか。

『蓬莱閣』はかの文豪池波正太郎が愛したお店として有名だ。私も一度だけお邪魔させて頂いたことがあり、餃子と酸辣湯がとても美味しかった。この日はあいにくの休業日であったが、炒飯も美味しいらしいので今度食べてみたいところだ。

この他にも素材の持ち味を極限まで引き出す技を持つ『萬珍樓』や、炒飯や焼売で有名な『清風楼』も中華街では信頼出来る美味しいお店だ。なんだか名店紹介みたいになってしまったな…。この後コンビニでチョコのスイーツを買ったところ、店員さんがスプーンを入れ忘れており、やむなく宿のアメニティのクシの柄で食べることになるハプニングはあったものの、1日目は無事終了。

翔べガン◯ム

2日目午前は横浜を少し散策することにした。

街並みもTULLY'Sもハイカラだ。

神奈川県庁本庁舎は1928年に建てられた帝冠式ていかんしきという和洋折衷の建物。モダンな感じで実にお洒落だ。

そして山下公園に係留しているのは『氷川丸』。かつて北太平洋の海原を駆けた1930年生まれの貨客船だ。小さいようで結構大きいんだよね。

ランドマークタワーを背景に。

氷川丸の展示は船好き旅好きな私にはたまらない。乗船すると半日は優に潰せてしまうので、今回は乗船しなかった。氷川丸と言えば、同じ日本郵船所属の貨客船『飛鳥Ⅱ』へ汽笛を鳴らし返す様子はいつ聞いても胸を打つものがある。

そんな氷川丸の南に最近…といっても約3年ほど前にオープンしたのが『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』。気になってはいたが、ずっと行けずじまいだったので今回行ってみることにした。

11時オープンで10時半頃に着いたのだが、かなりの人が並んでいた。とはいっても、入場はスムーズで、さして混雑した感じではなかった。入場券以外にガンダムを間近で見られるGUNDAM-DOCK TOWERの観覧券を買うことができるのだが、この日は空きはあるにはあったがほとんど完売状態。

実際見てみると、18mというのはかなりデカく感じる。こんなのが歩いたり走ったりしてきたらビビるし、ましてや頭部のバルカン砲で攻撃してきたらひとたまりもないだろう…。なぁカミーユ君。

そうは言っても、動いている姿を見るとやはり興奮する。私も職業柄大型の重機が動くさまを見ることがあるが、MSモビルスーツとなるとまた違った迫力がある。TOWERからガンダムを間近に見てみたいものだが、そもそも私は高所恐怖症なのでたぶんああいうのはダメそうだ。

動きも速度はないが滑らかで、科学技術の粋を集めて造られただけのことはある。FACTORY内にはガンダムの設計や構造、使われている技術を紹介するアカデミーがあり、科学に疎い私でもかなり見応えがあった。

そして演出。私は最近の宇宙世紀事情に疎く、刻の流れについていけていないオールドタイプであるが、だからこそだろうか。RX-78ガンダムだから当然あの人は出るんじゃないかとは思っていたが、演出の最後に井上大輔氏の『めぐりあい』が流れたときは感動した。中々粋な演出である。お台場のユニコーンもそうだが、ガンダムは夜景が似合うので、今度は夜に来てみようかな。

上野に遊ぶ

午後は御徒町方面に用事があったので、ついでに上野公園に寄ることにした。上野は博物館に動物園、美術館に不忍池と公園だけでも1日中楽しめる。全部回っていると時間がいくらあっても足りないので、今回は動物園をチョイス。私は動物園や水族館の類いが大好きで、1日居ても飽きない。園内に入ってまずは動物慰霊碑で一礼するのが私のルーティンだ。

この日もかなりの猛暑。ニホンザルも暑いらしく、皆日陰に入っていた。

アメリカバクは水の中に入って涼んでいた。かわいい。そういえばもう1匹いたはずだが…。

スマトラトラも木陰で休んでいた。トラさんは今年の5月に赤ちゃんを産んだらしい。おめでたい話だが、色々一悶着あったとか。何はともあれ、早く見てみたいものだ。

こんなんチビるわ…。

前回来たときはヒグマは見られなかったので、是非見ようと窓に近づいたところ、窓のすぐ真横に立っていたのにはビビった(ちょうど死角になっていて覗き込まないと見えなかった)。2m以上ある(失礼ながら)化け物みたいなデカさだった。

頻繁に水浴びしていた。

(動物園で考えることではないが)ヒグマといえば三毛別羆事件が有名であるが、確かにこれは山で、ましてや人里に現れたら太刀打ちできなそうだ。一撃喰らえば必死確定だろう。このヒグマ君に非はないが、ヒグマって恐ろしいなと改めて思ってしまった。ごめんよヒグマ君。

一方のツキノワグマは剥製のように伸びていた。

夕陽に照らされるスーリヤ。

そして象。私は象が大好きで、1日中見ていられる。

アジアゾウはいつもの場所にはメスのスーリヤのみ。同室(?)のダヤーが2021年に亡くなり、ウタイはアルンの子育て中なので、1人で寂しそうに見えた。ウタイとアルンは亡き旦那さんのアティの居たところで一緒に居たが、逆光が酷くて撮れず。代わりに在りし日のアティの写真を貼っておく。

安らかなれ。

悲しいといえば、上野動物園の歴史あるモノレールも先日正式に廃止が決定された。休止以降レールを木々が被ってなお手入れがされなかったのでまさかと思っていたが…。

時の流れで仕方ないとはいえ、日本のモノレール第1号、それも珍しい懸垂式が姿を消すのは私の職業的にも残念な気持ちがある。せめてレールの一部と車両だけでも残してくれないだろうかなぁ。

この車両の行く先は…。

気を取り直して西園へ。オーストラリア生まれのカンガルーも流石に暑いらしく、水を飲んだり寝転んだりしていた。

ペンギンは群れの大勢は日陰に隠れていたが、何匹かは泳いでいた。スイスイ泳いで気持ちよさそうだ。

1人夕陽を浴びるペンギン。
何を想っているのだろうか…。

上野動物園といえばパンダであるが、双子パンダは混雑のため早々に見学が打ち切られ、オスのシンシンは展示を中止していた。残るリーリーは撮ったものの映り込みが酷くて貼れないので、代わりに前回撮ったものを出そう。

シンシン。実にパンダらしい体勢。
やっぱりリーリーのガラスは映り込んでるな…。

2時間ほど楽しんで上野動物園を後にした。そういえば、園内の売店で昼飯代わりにソフトクリームを頂いたが、濃厚で美味しかった。

上野広小路を行く。

夢の跡と闇に輝く摩天楼

最後に向かったのはお台場。ガンダムを見たからにはやはりこちらのユニコーンも見ておこうと思った…というのもあるが、せっかくなのでまずは懐かしいあの場所へ。

新豊洲を降りて、2020年1月24日におこなわれたhololive 1st.fes『ノンストップ・ストーリー』の舞台である豊洲PITへ。この日も何かのイベントがあったらしく大にぎわいであった。

早いもので豊洲NSSからもう3年以上経った。あれからホロライブもずいぶんと大きくなり、毎年の全体fesも今や国を越えて大きな虹を作っている。

けれど、いかに規模が大きくなろうとも、豊洲衣装が変わろうとも、あの日の輝きと情熱はこの胸に確かに残っている。そしてそんな推したちへの想いを確かめ、これからも推し活していくための証こそ、渋谷のVeats Shibuyaであり、この豊洲PITである。…何言ってんだ私。

懐かしきビッグサイト。

懐かしい場所といえばもう1つ。東京ビッグサイトは皆大好きコミケの聖地。私もかつてはよくコミケに来ていたが、ここ最近はご無沙汰だ。そういえば、最後に来るときはまだあの方がいたっけか。この話はいつかは書かなければ断ち切れないのは分かってはいるのだが、未だに書けずにいる。

休館中の本館はどうなることやら。

ユニコーンに向かう前に久しぶりに船の科学館にも足を伸ばした。船の科学館前駅も東京国際クルーズターミナル駅なる長ったらしい名前になったんだっけか。科学館の本館が休館してもう10年以上経つが音沙汰は無し。このまま朽ちていくのだろうか。

これが噂の…。

埠頭には件の東京国際クルーズターミナルができていた。入港予定を見ると日本の飛鳥Ⅱやにっぽん丸などのほか、バハマのSILVER MUSEやイタリアのCarnival Luminosa、フランスのMSC Poesiaなど世界各国の船も来るようで盛況のようだ。

お元気そうで。

クルーズターミナル建設にあたって、初代南極観測船『宗谷』は数年前にかつて青函連絡船『羊蹄丸』の居た位置へと移動した。今回は見学できなかったが、次に来たら寄付金を弾んでおこう。1938年生まれの宗谷は今年で建造から85年となり、流石に船体に傷みが見られるという話を耳にしたことがある。修繕はおこなっているものの、船の科学館が縮小した今、このまま100年を無事向かえられるか、あるいは羊蹄丸のように…。毎年ハラハラしている。

そしてお台場のユニコーンガンダム。相変わらず輝いている。

やっぱりサイコフレームの赤は夜景がよく似合う。

夕飯はダイバーシティ内にある『金子半之助』の江戸前天丼。天丼といえばここが天下無双。喉が渇いていたのでドリンクのセットにしたが、味噌汁も付ければ良かったと食べながらちょっと後悔した。

橋の上から車の川を望む。

食後は少し撮りたい写真があり、海浜公園へと歩く。時刻はまもなく午後7時。

東京は夜の七時。

型落ちスマホなのでガビガビだが、これが私のなかの東京だ。輝くレインボーブリッジと聳える摩天楼、遥かに見える東京タワー。私の町にはない光景で羨ましさを感じるが、同時にこの大都会で生きていくのは大変なんだろうな、とも思う。

帰るよ、ミニそらちゃん

そうしてまた上野へと立ち返り、コトコトと電車に揺られて帰路に着く。我が家は電車をさらに乗り換えてようやくたどり着いた最寄り駅からも30分ほど歩いたところにある。最寄り駅の(物理的にも)暗いホームや家路までに見る山々にぽつりぽつりと点る家々の灯り、橋から見える遠い(まだ賑わっているほうである)街のネオンを見ると、大都会に比べてなんと寂しい我が町なんだろうといつも思ってしまう。

けれども、用水路ドブの静かなせせらぎを聞きながら、街灯代わりの月光が照らす道を行き、都会よりもちょっぴり涼しいけれど少し鋭い夜風に吹かれてみると何ともいえない言えない安心感に包まれる。嗚呼、都会の輝く摩天楼ビル群や行き交う人の流れ濁流もたまに味わうのは良いけれど、慣れ親しんだこの町が自分には合っているんだなぁ……と想うまでが大都市から帰る路でのいつものルーティンだ。まぁ合っていると言っても、良い所は数えるほどしかないし、もう少し本屋やシャレオツな店は欲しいところだが…。

そして帰宅してから確認したX(Twitter)で、今回上げたハッシュタグが全て素で間違えていたことに気づいてしまった。が、どうせ自己満足で上げているに過ぎないので…(๑╹ᆺ╹)マイッカー

最後になるが、旅のきっかけをくれて素敵な想い出が出来たのはときのそらちゃんのおかげ。感謝捧げます。『土筆坊』さんや上野の動物たちにも厚く感謝申し上げます。またいずれ…。
まだまだ書き足りないが、今回はこの辺で筆を置くとしよう。


ここまでお読みいただきありがとうございました!感想はコメント欄かX(元twitter)まで! 
次回は今週中に…書き上がるといいなぁ…。