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【続いてる写経 915日め】〜4度めの雨の高野山

夜半から激しい雨音が聞こえていたので、案の定この日は1日雨模様。
しかしながら、高野山では「雨の日は弘法大師様が高野山に戻ってきている」印なのだそうです。高野山ナイトツアーのアテンドしてくれたお坊さんが教えてくださったのです。
それ以来、雨が降ると「空海さん帰ってきてる〜」となり嬉しいです。
今回4度目の高野山、全回雨模様を経験しています。これもラッキーと思ってます。
(ただ雨が多いだけではないか?という問いは野暮ですよ)

ただ、実際観光するとなると、外を歩くとき雨はちと辛い…。
この日は霊宝館と壇上伽藍付近に行きたかったので、10〜15分ほど歩き、結構濡れました。

雨が強いうちは霊宝館でじっくり鑑賞。鎌倉時代の大日如来像や、左向きの大師像など、通常右を向いているお大師様が逆を向いている珍しいものも。

高野山の歴史の紹介では、「織田信長の襲撃を免れた」とありました。比叡山の焼き討ちは有名ですが、その当時は高野山僧侶も相当な力があったのでしょう。都から遠く離れていたので、難を免れたということでしょうか。

開山以来の紆余曲折も激しく、秀吉の庇護を受けるまでは衰退期だったり、江戸時代に大名の菩提寺となることで、お寺の存続を安定化させたそうです。寄進してくれる母体は重要ですね。やっぱり、お金必要だもんね。

雨足が弱くなったタイミングをみて、壇上伽藍近辺をお参り。
チェーンソーがうるさいと思ったら、伽藍の前の角塔婆を入れ替えるようで切っていたんですね〜。切るって勇気いりそう。
なかなか見られない裏側の姿。こうやって維持されているのがよくわかる。
とは言っても重機とお寺って、めっちゃ”合わない”ですな

大塔の前は工事現場でした

大師協会に行ったら、こちらも研修会で「写経はお休み」。
がーん。。高野山に居るのにここで写経ができなかった…。

秋の紅葉シーズンに向けて、色々準備中のご様子、仕方ないですね。

当てがはずれたので、猿田彦珈琲さんの運営の”高野山cafe雫”で休憩。
実は今回コレが食べたかった「こうやくん最中」

後ろ姿もぬかりなし

こうやくんの皮に、あんこや抹茶アイスを自分で詰めて食べられるのです。
皮が唇につかない、パリッとした感触の最中で美味しかったです。こうやくん、食べちゃったよ、ごめんね。

とても居心地のいいカフェだったので、雨足が強くなっている間はぼーっとこうやくんの後ろ姿とともに、外を見てました。これはこれでいいのかも。

雨が落ち着いたところを見計らって、参道のお店を流しながら、もとの清浄心院にて護摩行体験へ。

つづく

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