カワムラ シュウイチ

はじめましてカワムラ シュウイチと申します。アーティストです。作品制作以外にも企画やア…

カワムラ シュウイチ

はじめましてカワムラ シュウイチと申します。アーティストです。作品制作以外にも企画やアートの勉強会のディレクターなどしてます。

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  • 考えたことの断片

  • ルーシーの骨の60% vol.7

    • 48本

    ルーシーの骨の60%vol.7の活動記録 https://lucy7.yuichirohigashiji.com

  • 書いて更新するもの

  • 確認と認識

    誰かが作ったもの、たまたま存在したものが「作品」としての効果を持っているかを確認し認識します。別に作品である必要はないんですが。

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    試してます。

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カワムラとは何か?2020

カワムラは、ボトムアップに文化が立ち上がってくるような環境を設計するアーティストです。 カワムラは、文化が立ち上がってくる為のインフラを整備し、別々のものが混ざり合う状況を設計することで新しい価値基準、価値、文化が生まれる環境をつくっています。その為に、非公開のものも含めて約10個のプロジェクトを運用しています。 権利をクリアしてないZINE(小冊子)がお金以外のモノとの交換で流通するブラックマーケット 「exchanzine」権利の外にある表現を発表する場として開発され

    • 山に籠り、ひたすら作品について考えてひたすら作品について話す「ドリル合宿」

      作品と日常の近さ ドリルは展覧会ではない。そのため、ドリルの中での作品は展覧会のようには扱われない。もっともっと近い。制作という日常の距離に作品がある。だからこそ話せることがあるし、だからこそ聞くことがある。 2024年1月12日から14日に群馬県にある中之条町で「ドリル合宿」を行った。会場の沢渡館は、近年まで営業していた温泉宿だった場所。現在は休業中であるがオーナーのご厚意にて、昨年開催された中之条ビエンナーレの際には展覧会場として使用されるなどして活用されている場所だ

      • ハンス・ハーケと大巻伸嗣の比較

        ハーケと大巻さんを比較した時に、仕組みをどのように扱っているのかが違いとしてある。 ハーケは、仕組み自体をゴロっと提示していて風がどのように起こっているのかわかりやすい。大巻さんの場合は、風の出所がわかりにくくなっている。 前者は仕組みの提示。後者は演出された空間の提示。 同じ仕組みを使っているが目指されていることが違う。その違いが風を起こす装置をどのように扱うのか、という点で表れてる。 ハーケンがモデル化し提示したものを大巻さんが目的とする表現の為に応用的に使用して

        • アートチーム「黒幕」とはなにか?

          黒幕は2019年から活動しているアートチームである。 フライドポテトで大富豪をするポテト富豪。 136人の歴史に残る美術家の牌を使って「おれのかんがえるさいきょうのてんらんかい」の組み合わせを作り競う美術家麻雀。 TOKYO ART BOOK FAIR2021の会場内でのパフォーマンス。 中之条ビエンナーレ2023での作品展示などを行ってきた。 黒幕のやっていることは、 既存のフォームをズラして別の新しいフォームをつくる。 新しいフォームでの遊び方を提案し人々を巻き

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        カワムラとは何か?2020

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        記事

          ある草の記憶

          ある草の記憶 震災から、あの事故から6年経ったとはいえ、この場所はあの時の爪痕を残したまま。時計は15時27分を指したまま止まっている。 立ち入り禁止区域となっていたその場所は、6年たってやっと制限付きで入れるようになった。 その場所は、建物がなく道路しかない開かれた場所。かつてそこがどんな景色の場所だったのか全く想像出来ないような草に被われた開かれた場所。 そこには小川が流れていた。 車から降りて小川の近くまでいって水に触れてみようとした時に身体が止まった。 「

          ある草の記憶

          ある草の記憶 家のすぐ脇にあった小川はほとんど水路のようなもので、ただしっかりと整備されていなったから「小川」と認識されるような、そのようなささやかなものだった。 そこには夏の夜になると蛍が現れた。 蛍のぼんやりとした光を見るのが夏の夜の楽しみだった。 2つ上の従兄弟に、蛍はその草が好物でその草があるところに蛍が現れると教えてもらった。それが本当のことなのかわからなかったけど、たしかに蛍がいる場所にその草があったので信じることにした。 家の隣の小川はコンクリートの水路

          メモ/作品の完成の仕方

          デジタルの環境で作品を作る場合、 ①データの完成したタイミング ②データを印刷or JPEG化するタイミング このどちらに作品の完成を感じるのかと言われたら①の方になってしまう。 この完成の感覚がベースとなっているので、作品の扱い方もそれに合わせるように変わってくる。 観念的なところに完成した作品があるような感覚。 なおかつ、その完成が絶対的ではなくて、更新されたり、複数の別バージョンに分岐するような完成の在り方。 それで考えると、「作業者に解釈の余地がある指示

          メモ/作品の完成の仕方

          プレドリル東京を開催します

          プレドリル東京 日程:4月1日(土) 時間:14時から17時 場所:代々木公園 14時に代々木公園 明治神宮前入口付近に集合。     それ以降の場所はSNSにて随時更新。 持ってくると良いもの: 軽く食べれるもの、自分の作品が分かるもの、最近気になったいる本や作品集など。 内容:プレドリルは、作ることや作っているものについてラフに話せる開かれた場です。様々なスタイルで制作している作家たちと私見を交換することで、感性をマッサージし、日々の創作活動の循環を促します。ど

          プレドリル東京を開催します

          遠野と陸前高田をまわる旅のメモ

          旅は二泊三日 遠野では、伝承園、河童淵、五百羅漢、遠野市博物館、デンデラ野(姥捨て山)うねどり神社、巌龍神社を。陸前高田では、東日本大震災伝承館をまわった。 遠野は、険しい環境でありながら同時に栄えている場所でもあった。 厳しい自然にさらさらた土地ではるが、季節ごとに行われく行事の表現のバリエーションにこの土地の文化的な発展をみた。 行事や儀式をただやるのではなく、それをどうやるのか、どう見せるのかに工夫されてきた様子が読み取れた。 そういった豊かな文化資本がこの土地の根

          遠野と陸前高田をまわる旅のメモ

          【10月27日(木)28日(金)開催】美術家麻雀@木場公園

          美術家麻雀@木場公園 1日目 日程:10月27日(木) 18時頃 場所:木場公園(画像のピンの場所) 参加費:投げ銭 2日目 日程:10月28日(金)15時頃 場所:木場公園(画像のピンの場所) 参加費:投げ銭 *場所を移動している場合があります。移動した際はTwitterアカウントでアナウンスします。 美術家麻雀とは? 美術家麻雀は総勢136名の芸術家で自分だけの役を揃える、むちゃくちゃ知識で殴る系のゲーム『美術家麻雀』。本家にならって4人対戦想定です。 美術家

          【10月27日(木)28日(金)開催】美術家麻雀@木場公園

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          夏をやってきた

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          ドリル水戸05を開催致します

          ドリル水戸05 日程:9月4日(日)12時ー17時 会場:まちのベンチ (〒309-1736 茨城県笠間市八雲1丁目1−14) 料金:ワンドリンクオーダー制(500円) 参加者: 白丸たくト/サユリニシヤマ/為我井涼太/シバタユウキ/小松弦太 【ドリルとは】 ドリルとは、まだ作品が完成していない段階での「中間発表」を繰り返し行うようなイベントで作品を見ることよりも作品や制作について話をすることに重心を置いた継続的に開催されるイベントです。 https://note.co

          ドリル水戸05を開催致します

          芸術は爆発か?/始まりの語り

          【始まりの語り】 起こらないと思っていたことが起こる。 ロシアのウクライナ侵攻は僕の中でそんな出来事だった。 映画やゲームの中の世界でしか起こらないと思っていた核の使用。 5分後に世界が終わっているかもしてない緊張感。 教科書の中でしか知らなかった冷戦の緊張感を体感的に理解出来てしまった。 この時間も映画館の中では「安全な」爆発が起こっている。 誰も死ぬことのない安全で楽しい爆発。ゲームの中では心を持たないNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が今日も爆発の被害にあっている

          芸術は爆発か?/始まりの語り

          「隣人ART :emergence vol.1中山颯太/nakayama sota」

          【展覧会のお知らせ】 「隣人ART :emergence vol.1 中山颯太/nakayama sota」 日程:8月20日(土)ー9月4日(日) 休廊日:不定休(こちらのカレンダーをご確認ください) 時間:13時ー19時 会場: 隣人ART(〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町4−4 日本橋ビル 3階 バトラーズ) 文字そのものが持つ意味を無視しながら、共通意識的にある文字の形態を探り再構築する“common attack”というシリーズの展覧会。 【作家

          「隣人ART :emergence vol.1中山颯太/nakayama sota」

          「芸術は爆発か?:プロローグ」

          「芸術は爆発か?:プロローグ」 日程: 7月23日(土)-8月14日(日) 休廊日:7/25(月)、7/26(火)、7/27(水)、8/3(水)、8/10(水) 時間: 13時-19時 会場: 隣人ART(〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町4−4 日本橋ビル 3階 バトラーズ) ディレクションチーム:カワムラシュウイチ/ミヤモトカズユキ 参加作家:MIOKO / BFdBF /杜夫 仮参加作家:白丸たくト/ball gag 【プログラムの形式】

          「芸術は爆発か?:プロローグ」

          「レジデンスのゴースト」

          作品タイトル:「レジデンスのゴースト」 素材:ノート 仕組み:apanndaでレジデンスを行う人に向けの情報共有ツール。「誰が書いたか表記しない」「後から来た人に読まれる前提で書く」の2点の制限さえ守れば基本的にはなにを書き込んでも問題ない。 効果・作用:レジデンスをした人たちのつながりをつくる。これから来る人たちにメッセージを送る。 補足:この作品の作品としての規定範囲は、ノートを作り配置するところまでに限定している。配置後に書き込まれる内容やそこでのコミュニケーシ

          「レジデンスのゴースト」