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究斗版「芝浜」は凄いらしい‼️

年の暮れになると、必ず噺家が演りたくなるネタがある

【芝浜】

古典落語の名作と言われている「芝浜」
三遊亭圓朝師匠が三題噺から作ったと言われている。

【三題噺】

お客様からお題三つもらって、その場で即興で話を作る。

この時のお題は、「酔漢、革財布、芝浜」だったそうだ。そうだというのは、「不確か」だからだ。もっと言えば、三遊亭圓朝師匠が作ったというのも「不確か」だとWikipediaに書かれていた。

さて究斗が「芝浜」を聴いていて、いつも「なんでやねん」と思うところが2箇所あるのだ。

①一つは、主人公は、腕のいい魚屋。だが働かず、ずっと呑んだくれている。

これがよくわからない。腕が悪い魚屋ならわかる。腕のいい職人がなぜずっと働かずにいるのか?そこには、理由があるに違いないと思うのである。

物語の中には、その理由は、書かれていない。ただ酒が好きで好きで、ずっと働いていないのだ。

劇団四季の方法論に『ゼロ幕』というのがある。一幕の前のゼロ幕。要するに台本に書かれていない物語だ。それを作って、役作りを深めるのだ。

究斗は、このゼロ幕を作った。おかみさんとの馴れ初め、出会うエピソードも作っている。 
要するに普通の芝浜のストーリーの前の落語を創っているのだ。

すると呑んだくれる理由にリアリティが湧くのだ。ネタバレになるので、ここでは、言いません。これは、見る人限定。

②二つ目は、主人公は、かみさんに無理やり起こされて、芝の浜へ仕事に出される。そして芝の浜で革財布を拾うと、中に大金が入っていて、急いで家に帰る。

「これで働かずに酒が飲めるぞ」と盛り上がる。一頻り飲んで、目が覚めると、芝の浜で財布を拾ったのは、『夢』だとかみさんに諭される。それを信じて、

「こんな夢を見るようになったのか」と酒をすっぱりやめて、働き出す。


うそだろ!ずっと飲んだくれて、働かなかったやつが、そんな事で、酒をやめて働く?

ここにも、そうなる「わけ」が必要なのです。

この2点を究斗版芝浜は、変えております。
ミュージカル落語化しておりますので、さらに歌を入れて、より楽しく、感動的にしております❣️

2/4に麹町のゼンカフェマリーナで公演をするので、是非いらしてください‼️

ご予約はこちらから⬇️

心からお待ちしてます❣️❣️❣️

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