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詩「ひとみ」


君が地球ここ存在続ける限り
絶える事のない無限の煌めき
ひとみの中の光の反射は
あらゆる生を映し出す

君の心臓の鼓動に反応して
星は躍動する
誠実で清純な水溜まりが溢れて
叫び出す声と共に決壊する
その水に太陽の光が集まり
僕の枯れた心に虹が架かる
僕は
その例えようがない
瞳の奥の生命を目撃し続ける

この世界の仄暗い全ての色に染まるな
腐るのも
無駄に哀しむのも
もう
僕だけで充分なんだ
繋がっている空に問い掛ける
なぁ
もう
そろそろ
いいだろう?
終わりにしてくれ

君の尊い生のバトンを繋ぐその日まで
僕は
僕の乾いたひとみに
君の生の躍動を映し出そうと思う
許される限り
幾たびも

大丈夫
君は
世界に
受け入れられる

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