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松山市総合計画が新しくなる。大丈夫?

松山市総合計画とは、市政の最上位計画です。
会社で言えばいちばんの事業目標的な。
この計画にあることが、細分化されて予算に反映されていくのでしょう。

令和7年度から10年間も、この計画に基づき市政が進められていくのです。
たいへんな計画です。
この計画策定審議会委員に選ばれた委員の皆さんには相応の覚悟を持って計画策定にあたっていただきたいです。
ちなみに委員20人となってました。
20人かあ…ちょっと多くないですか?
おそらく最長で2時間程度の会議だと思われますが、
20人もいても侃侃諤諤と全員は発言しないのでは?なんて思ってしまいます。
日額8300円のお仕事です。どんなもんなんでしょう。
傍聴したくても、残念ながらど平日、勤め人はなかなか参加できませんからね…

この委員会の第二回開催のお知らせが出てました。
第一回の資料が公開されているので、
みてみたところ、
ちょっと気になった点があるので記します。

まず、現行計画の評価がない。
これまで10年やってきた計画の進捗はどうなのか?
新しい計画にどうつなげていくのか?
第一回の資料からはわかりませんでした。

次に、交通機関の発展のことや、中心市街地活性化のことは素案に書いてありますが、
郊外のことはあまり触れられていません。
特に南東部と北条と島嶼部。
松山空港も、バスタも、外環延伸も、
松山市中心部と北西部が主に恩恵を受けることですよね。
豊かな自然を生かした農業推進的なことは書いてありますが、
中心市街地のみならず、郊外エリアの集落存続のためにも、
小さいコミュニティのつながりを強固にすることは求められるんじゃないかと思います。
郊外のポツンと一軒家を増やしていこうとか言うんじゃありませんし、コンパクトなまちづくりには賛成ですが、
郊外をまったく切り捨てるのはどうかとも思います。

それから医療、福祉の面。
松山市は人口あたりの医師の数が多いとか、高齢者介護施設も割と潤沢にある方だとか聞いたことありますが、
いつまたコロナのような未曾有のパンデミックが起こるかもわからないので、
医療福祉分野に強いまちづくりは求められると思います。
四国はそもそも、本州に比べて地の利がないんだから。
コロナなんてもう過去のことなんですかね。