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私のお葬式の曲はこれ一択

「お葬式になんの曲をかける??」

朝活が始まり、一人一人30秒お話をする
そんな中、あ、私それ決まってるんだよねって思ったワード


中学生の時
あの時の先生方はとてもフレンドリーで
今思えば、小学校の先生と中学校の先生って役割的なものが違うんだろうなんて思ったりする。

音楽の先生と授業関係なく仲良く話をしていた。

若い女の先生。
背中まで茶色みがかったストレートヘア。
彼女を思い出す時は、いつも真珠が一粒のイヤリングをしていて、ピンクのニット着てる。

「綺麗かわいい女の人はこれ!」って印象を私の中で確立してくれた人でもある。

彼女はのちに、これまた若くて人気のあった英語の先生と結婚するのだ♡

あの時は生徒全体が湧いたね!!!!



私が、「クラシックに興味があるけれど、もはや何を聞いたらいいのかすらわかんない」みたいなことを言ったんだよね

ピアノをなんとなく習っていた私。

なんとなくなので、全く練習もしないため全然進まない。そのためピアノ曲もブルグミュラーとかチェルニー30番の練習曲とかしか知らない。有名な曲もあまり知らない

だからこそ音楽の授業は好きだった
元々苦手ではないってのもあったけど、興味のある話をたくさんその時間に聞けるから

そんな授業が終わった後に、先生と話をしていたのかな?

音楽室のCDを貸してあげるから気になるものは聞いたらいいよって言ってくれたんだよね。

色々貸してもらって、結局何がいいとか悪いとか難しいことはよくわかんなかったけど、好きな系統や好きな曲ができた。

先生はそれでいいと。
難しいことなんて考える必要ないから、好きって思えるものがあることがいいって言ってくれた。私はバロック時代の曲が好みみたいだからっておすすめのCDをさらに見繕ってくれたりした。

その時に出会ったんだよ。

ほんとメジャーなクラシックの曲だけど
好きだってだけじゃなくて、コレって曲

カラヤン指揮のパッヘルベルのカノン

カノンは卒業式にも何にでも使われている曲

それこそカノン進行って言葉があるくらい現在の音楽的にも定番の形

その元祖。

カノンが気に入った私はいろんな人が指揮したり演奏したりしているものを聞き漁った。
その中でやっぱり一番好きだなって思ったのは、カラヤンが指揮しているもの。
音楽って同じ曲でも指揮者や演奏者で違うものになるんだなって思った。

現在娘が弦楽器を習っている
その先生には「クラシックは再現芸術」
「勝手なことはしてはいけない」
「正確に再現するのが大切、自身の音楽性とか余計なものは入れてはいけない」と良く言われている。

あんなにも違ういくつものカノンを聞いてしまうと、再現するにもいろんな解釈があって幅が広いんだなぁなんて思う


中学校の卒業式
運がよかったのか、私が卒業証書を受け取って席に戻る時に流れていたのも、カノンであり、しかも私が一番好きな部分だったのを覚えてる

結婚式にもカノンを使った
曲が流れるだけで泣ける
結婚に感極まって泣いているんじゃなくて
曲に感動して泣いていた

だから私のお葬式では、パッヘルベルのカノンを流して欲しいと昔から家族に言っている。なんなら、娘の弦楽器の教室の先生もそこに通うお母様方も子供達も知っている。生演奏してくれるとまで言ってくれている
みんな私の葬式に来てくれるんだなって嬉しくなる

しばらくその予定はないんだけど
豪華な葬式になりそう笑



カノンは、追いかけて巡っている

絶対に「あー楽しかった!!!」って思って終わる予定の私
コレがまた巡ってくるかもしれない予兆
エピローグでもありプロローグでもある

「永遠」そんな感じのイメージ


よかったら聞いてみて

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