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閑話休題

東海地方には明日台風が接近するそうで、朝早くの出勤のため電車が止まるといけないので私の働いている施設で泊まり込んでおります。
 休憩室でクーラーをガンガンにかけてソファーにねころんでなかなか快適な空間です。

 明日は終戦記念日。良くも悪くも戦争が終わった日です。うちの亡くなったばあさんはこれでみんな殺されるからと、ありったけのスイカやら何やらを出してみんなで食べたそうです。
でもそんなことはなく、結局97歳まで彼女は長生きしました。

 以前いた施設のお爺さんは戦車乗りの隊長をしていたそうで、昔の写真などを見せてもらいましたがなかなかの男前。最近にはあんまりいないタイプのような気がしました。
で、戦争が終わりその後は農学校の先生をしたのだそうです。やっぱり食べることが大切だと思ったんでしょうかね。

タバコを吸ってたらくれないかと言われ、久しぶりの一服でえらくむせていたのはいい思い出です。まあやっちゃいかんことですが。

昔介護の仕事を始めた頃は明治時代の方もちらほらいて、昔の話などを聞いていたのですが今では大正生まれの方もめずらしくなりました。
うちの施設では90前後の方が多いです。

大体の人は1番辛かったのは戦争だと言っておりました。

 翻って現代。なんだかどんどん嫌な流れに飲み込まれようとしているような気がします。うまいこと乗せられて戦争しなければならないような風潮にさせようとしている輩もいるような気がします。

 中国から観光客が解禁されたようで、これからも色々な国の人たちが日本にやってくると思います。そこで大切なのは、日本はいい国だった。と、ひとりでも多くの方に思ってもらうことなんではないでしょうか。
それが僕らにとっての自衛だと私は思っています。銃やミサイルじゃなくて心で通じ合うことが大事なんじゃないかと。

 お花畑とか現実を見ていないとかお思いになる方もいるかもしれませんが、平和というものは世界共通の願いです。本来ならば日本がそれを率先してやらなければならないと思っています。
難しいことはできないんですけどせっかく海を渡ってはるばる来た人たちですから、まあなるべく親切にしようとは思っております。今のところは道を聞かれたら交番に連れて行くことくらい。
かの有名な永井豪先生もいっておりましたが「なかよきことはうつくしきことなり。」と。

 元戦車乗りの先生もおそらくもうお亡くなりになっているはず。
 私は戦争はゲームの中だけで充分です。

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