こまりこまりこ

中学受験を振り返りたくて、酔っぱらいが誤字脱字多めで一生懸命書いた、ちょっと笑って泣け…

こまりこまりこ

中学受験を振り返りたくて、酔っぱらいが誤字脱字多めで一生懸命書いた、ちょっと笑って泣ける作品です。 中学受験とは?なんぞや?から始まった陽キャな親子の開成に大どんでん返しの合格までのお話です😂最終話がとてもエモくて、今でも読むと涙が。 身バレ防止の為に有料にしてしまいすみません😭

最近の記事

長女の高校受験

ただ生きていてさえすればそれでいい。 高校なんて行かなくても構わない。 ここ半年はそればかり考えていた。 彼女は半年前、自ら命を絶とうとした。 ODし、ACで傷だらけの腕。 道端で倒れているところを発見され、救急車で運ばれた。 意識は朦朧としているが、命に別状はない。

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    • 2月1日をむかえる君へ

      偏差値が下がって親にガッカリされた日。 頑張ってるのに成果出なくてイラついた日。 クラスが下がって落ち込んだ日。 どうしてもやる気になれない日。 欲望に負けてゲームをしてしまった日。 そんな自分にイライラした日。 受験をやめたいと思った日。 偏差値が上がってお母さんが喜んでくれた! わからない所が出来るようになった! クラスが上がった! 今回はライバルに勝てた! 勉強が楽しく思えるようになった! 最近お母さんの笑顔が増えた! 悲しい事、ツライ事、嬉しい事、楽しい事。 まだ

      • 食育

        息子が開成に通っていると、良くも悪くも「幼児教育」どんな感じでやってましたか?と聞かれる。 この手の質問は非常に困る。 なぜなら、特に何もしてないからだ。 お風呂に、ひらがなと足し算引き算のポスターを貼っていた程度だし、息子が幼稚園から公文に通ったのも自宅から30メートルしか離れてないからという理由だけだった。 幼稚園児一人でも歩いて通えて、一時間も預かってもらえてなんなら託児所みたいでありがたかっただけだった。 そんな我が家が、幼児教育?と言えるかわからないが大切にしてい

        • 愛おしい存在

          私には子供が三人いる。 性格も好きな物も個性もすべてバラバラだ。 子供が5歳3歳0歳の時に、私は子供を道連れに死のうと思った事がある。とにかく限界だった。泣きながら、子育て支援に電話した事もあるし、ワンオペ育児、実家も遠く引っ越したばかりで頼れる人は近くに居ない。 子供のせいで諦めなければならない仕事があったりもして、どこか子供に対して冷めた目で見ていた時期もあった。 私が死を選ばなかった理由は、実際には子供のおかげだった。鬱陶しく思っていた時期に限って、子供たちは何かを察

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          我が家の中学受験のすべて7~最終話~

          2月下旬某日。繰り上げ合格組の入学者説明会に足を運んだ。 高校校舎の一室が会場だったが、思ったよりも沢山居るんだなーと思った。息子はぐるりと見渡すと何人か知っている顔が居て安心した様子だった。NNだけで例えるならば、常にトップクラスだった子も、常に下位クラスだった子も、どちらもいたらしい…。あらためて、受験というのは何が起きるわからないなと思った瞬間でもあった。 説明を受け、大量の教科書をゲットし家路に着くと「なんかさ、今から塾に報告に行きたいかも!」と息子が言い出した。 ず

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          我が家の中学受験のすべて6

          開成合格発表から一夜明けた2月4日。 本来ならこの日から小学校に復帰しようとしていたが、息子が部屋から出てこないため、お休みをさせる事にした。

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          我が家の中学受験のすべて5

          2月2日、息子は朝から元気だった。 「よっしゃー!今日で受験勉強もラストじゃー!気合い入れていくぞー!」と大声を張り上げた。あとは次の日の筑駒のみ。 ものすごい集中力でほとんど休憩も取らず、1日中過去問を解いていた。 集中力はものすごいのだけれど、音楽を大音量でかけながら、そして大熱唱しながら解いていた。おいおい、過去問だそ、と思ったが好きにやらせてた。 息子は音楽かけ、歌いながら勉強するのが好きだった(二月の勝者の樹里タイプ?)。選曲はだいたい教科ごとで変わっていて面白かっ

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          我が家の中学受験のすべて4

          ~開成入試本番当日~ 2月1日、一睡もできなかった私だったが朝からすでに目頭が熱くなっていた。田舎育ちの中学受験もわからなかった私が、こうしてこんな気持ちで2月1日を迎えるとは。能天気キャラの私が緊張して寝れなかっただなんて思ってもみなかった。 前日に息子が遅く寝てしまったので、ギリギリまで寝かせてあげようと思い、その隙にお弁当を作っていた。野菜たっぷりの肉団子スープをスープジャーに入れ、ミニおにぎりを3つ用意した。 起きてきた息子の顔を見てもまったく読めなかった。緊張してい

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          我が家の中学受験のすべて3

          ~栄東合格後から開成入試までの間~ 無事に合格を頂いてからの息子は毎日機嫌がよかった。すでに行きたい学校の合格も手に入れてるし、その頃から始まった大好きなK君との秘密の特訓がなによりも楽しかった。 秘密の特訓というのは、K君と開成対策を特訓する場であり、先生が2人だけに付きっきりで教えてくれたり、先生が捕まらなくても2人で時間を合わせて自習室を使ってみたり、とにかく時間を見つけてはK君と一緒に過ごした。 息子は算数が得意で、K君は国語が得意だった。お互いにないものを補うかのよ

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          我が家の中学受験のすべて2

          ~六年生.冬、スイッチが入った瞬間~ 受験生とその親にとっては、非常にピリピリする秋口から冬に向けての時期。 我が家は毎日爆笑に包まれ、とてもカオスな時期だった。 ラップ係を任命された息子は、ラップだの歌だので毎日メロディーにのせての暗記物。私もだんだん面白くなってきてしまい「YO~YO~♪この難問が解けるのかYO~♪」とか言いながら息子に迫り、ラップバトルかのごとくそれに応戦する息子。楽しくなっちゃって、末っ子までやたら「YO~♪YO~♪」言い始める始末。 反抗期の長女は毎

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          我が家の中学受験のすべて1

          覚える限り記録として残したくてすべて書こうて思いました。前提として、身バレしそうだなって箇所は若干変えてますがほぼノンフィクションです。 ~はじまり~ それは息子が四年生の頃、習っていた公文の先生から中学受験を進められた。当時の私は実父が亡くなったばかり、主人とも別居をはじめ、自身も大病を患ってる最中で、とてもじゃないがそんな気になれなかった。 しかし、公文で中学数学が終わってしまう事もあり、どんどん塾への興味が湧いてきてしまった息子。四年生の夏に体験授業をし、秋から本格的

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