転職活動したものの 〜未経験SES面談で落ちまくり~
現在の状況の見通しの持てなさに、不安しかない。
この辛い現在進行形に耐えていくため、言語化していこうと思う。
まず筆者について、軽く自己紹介をしよう。
現在20代後半。大学卒業後、社会福祉法人の障害者施設で4年間勤務。
パワハラや給与の低さから転職を決意し、何社も転職活動をしてIT企業から内定をもらい、今年の一月に退職。
二月からIT企業の新しい場所で働く。
やってみたいと思っていたWEBのコーティングや、開発の案件に携わるためにまずはITの業界に慣れて、少しずつステップアップをしていこう。
ーーーその予定だったのだが。
3月現在、内定をいただいたIT企業との雇用契約を結んでいない。
なぜなら、案件を獲得できていないためである。
案件が決まってから入社日が決まるらしい。
案件が決まらないうちは、給料も発生しない。
言ってしまえば無職である。
IT企業の中の、sesという形態は独特であるのだが、その中でも筆者が内定をもらった企業はさらに独特だったらしい。
SESとは何かについて軽く説明しよう。
SESとは、自分の会社ではなく、契約を結んでいるお客様先で仕事を行うことだ。技術派遣ともいう。
契約が終了したり、プロジェクトが終了すると、また別の派遣先に行く。
会社に属していながら、様々な案件に携わることができ、経験も積める。
そういったものである。
未経験がITに行こうとすると、そのほとんどはSESの形態である。
まあ、経験を積む上では良いのかもしれない。
さて、そのようなSES形態をとるIT企業から内定をもらった。
内定をもらうまで、様々な企業を受けて選考に落ちて、精神をすり減らしたのだが、その話は割愛する。
ようやっと内定をもらい、転職活動における面接から解放され、胸をなでおろしていたのだが、SESの案件を獲得するためにはまた面接のようなものを受けなければならなかった。
SESの中では、面接ではなく面談と呼ばれている。
まずは、準委任契約というものについて説明しよう。
準委任契約とは、クライアントに労働力を提供して、お金をもらう契約である。自分の会社内でなく、契約したクライアントの会社に行く。なにか必ず成果物を作らないとお金がもらえないというわけではない。
派遣契約と似ているが、また異なる種類らしい。
派遣契約では、クライアント先が、派遣してくる人を選ぶことはできない。というか、選んではいけない。それは違法になる。事前面談とか、履歴書の提出とか、そういったものはやってはいけないのだ。
しかし、準委任契約にあたっては、派遣で働きに来る人を選ぶことができるのだ。まあ、業務をしていくうえでスキルがあるかとか、コミュニケーションをとれるかとか、確認するのだと思う。
そういうわけで、スキルシートを書き、それを営業の人が修正して、企業に提出する。
そのスキルシートを見て、お、いいなと思われたら面談につながるというわけである。
書類選考では1.2割くらいしか通らない。未経験で初心者だからだ。
面談にありつけても、なんだかんだで落とされてしまう。
面談でうまくいったためしがないので、その後の連絡はない。
そういうわけで、内定をもらっているのにもかかわらず、いつまでも雇用契約にありつけない。
学生の時に戻ったみたいにバイトをして、少ないお小遣いを稼いで、案件紹介や面談の連絡をひたすら待つ。急に面談依頼が来ることもあるので、一か月先の見通しも持てない。
この不安抱えつつ、何とか過ごしている。
ああ、早くはっきりしてくれ。
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