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【スキル】周りを見る

皆様は周りを見るということができる人ですか?
できるようになった経緯はなんですか?


私は社会人になる直前ぐらいでした。


大学院時代に先輩から

お前は周りが見えていない

と言われて

周りを見るってなに??
目に入る範囲は決まってるから見えないよ
ってか周りを見るってどういうこと?

と思っていました。

周りを見る、という意味に気づいてからは
そういうことか、と気づけました。
また、周りを見ていなかったから
私のあの発言はあの人にとって不快だったのか
嫌われてたのか、という反省点にも気づけました。


周りを見てないよね、と言われて
どういうこと?も思ったひとに対して
少しでも気づきになってほしいと思いノートに書いてみます。

正直、周りを見れる人は、そんなこといまさら説明しても身にならない、知ってるよ、と思うかもしれません。

ただ、私の先輩が「周りを見ろ」しか言わず、そのせいで私は辛い思いをしたことがあります。
なので、周りを見ろと言われてどういうことかわからず悩んでいる人、
周りを見ろと言うのにわかってくれないと悩んでいる人の参考になればと思い書かせていただきました。




周りを見るとはどういうことか。


周りを見る、とさ言い換えると

「他の人が何をしている何をしたいと思っている何を考えてるのか推測できる能力」

です。


実は人の考えや思いは推測することができます。


周りが見えていなかったエピソードのひとつに
「人が混雑しているなか目的地に向かって歩くと、他の人にぶつかりがちだった」
があります。


先輩から、混雑してるなかも周りを見ればぶつからなくなる、と言われて
なぜ周りが見れるとぶつからないの?
と本当に意味がわかりませんでした。


しかし、周りを見る、が前よりできるようになったら
ほとんど人にぶつからなくなりました。


それはなぜかというと、
混雑しているなか歩いている人が
どこに向かって歩こうとしているのか予想できるようになったから
です。


人がごった返してるなか、わざわざ人が多い場所を通りたいと思う人はいません。
そこを通るのは意味があるからです。

たとえば駅であれば、
目的地として、ホーム、出口、窓口、トイレなどがあります。
つまり歩いている人たちはその目的地のどこかに向かっているはずです。

つまり、いま自分の周りを歩いている人たちから、そのいずれかの目的地に向かって歩こうとしている導線があります。
その導線の中ににいると、人とぶつかる可能性があるということです。

見知った駅であれば、この目的地がどこにあるかすぐわかります。
また、新しい場所だったとしても場所を示す看板などでこっちの方角にある、と気づくことができます。


いま歩いている人たちはこの目的地のいずれかに向かおうとしています。

実はいま歩いている人たちが、いくつかある目的地の候補のうち、どの目的地に向かおうとしているのか、も推測することができます。


まずは人が向いている方向です。
後ろ向きで歩く人なんていません。
道がわからずとりあえず歩いている人もいるかもしれませんが、
ほとんどの人は看板や何度も来た場所だから、と自分の目的地への方向を向いているはずです。

つまり人から目的地への導線候補のうち、人が向いているのと明らかに反対の目的地があればその導線は通らないはずです。
つまり人の向いている方向とは反対向きの導線は歩いてもぶつかることはほとんどない、ということがわかります。

次は、目的地に向かおうとしている人達の制限時間です。
たとえばホームに向かう人はホームでご飯を食べたいのではなく、
ほとんどの人は電車に乗るのが目的のはずです。

もうすぐ電車がきそう、電車が出発しそう、というアナウンスがされると
ホームの方向を向いている人、また、別の方向を向いている人が方向転換して
目的地まで駆け足になる可能性があります。

つまり目的地到達までの制限時間が短ければ短いほど
人がいる場所からその目的地までの間の導線はぶつかる可能性が高い、と推測できます。


次はその人の身なりや表情です。

身なりかスーツやオフィスカジュアルだと
会社に向かう人の可能性があります。
制服姿の場合は、学校に向かう可能性が高いです。
そうするとホームが複数種類あるときは
このホームから到達する駅の中に会社、学生が多い駅がある、という情報を持っていればどこのホームに向かうのか、
どこの駅で降りるのか、も推測できます。


こうした情報をもとにして
周りを見ることで
混雑時にあまり人にぶつからないようになりました。


混雑時にぶつからないようになってから、
いかに自分が混雑時になにも考えてなかったんだな、と思い知らされました。



私はなぜこんなに周りを見る、ができなかったのか。


私は周りへの興味が低すぎるのが原因なのかもしれない、と考えています。


よく、ママ友、という話題がでますが
私自身は絶対に作らないといけないとは思っておらず
向こうから話しかけられたら対応する程度でいいや、と考えてます。

また、記憶力がないので
一度聞いた話を覚えていないことも多いです。

興味があればその人の好きなものや興味あるもの、その人から聞いた話をもとに
この間聞いたあれ、どうなの?と聞いてあげられます。
それが私にはできなかった。


ただ、周りを見れるようになってからは
目に入ったり耳から入る情報から推測するだけで
こんなに色々なことがわかるのか、面白いな
と思えるようになりました。

そのため、推理を楽しみたい、という思いから
周りに対して興味をもつようになりました。


ちなみに、周りを見る、がよくわからなかった私ですが、
見れるようになってからのほうが
仕事がしやすくなりました。


周りを見る、ができなかった当時
私はそれまで3つのアルバイトを経験していました。
しかし、周りを見る、ができていなかったので
人から言われた仕事しかできませんでした。

しかし周りを見る、がわかるようになってからのアルバイトでは
なぜこの仕事をやれ、と言われたのか
やれ、と言われたことが終わったのであれば
他の人がなにをやっていてなにを求めているのかを見て
サポートしたり自分から働きかけて、
感謝してもらうことが増えました。


周りが見れるようになってから、前よりできることが増えました。
しかし、できたからといって完璧ではなく、
あとになって、そっかこの情報あったからここまで手伝えたな、これもあったな、
みたいに反省することも多くあります。

しかし、この反省も周りを見れるようになったからできる反省です。


これからも私は周りを推測し動いてみて
合っているか答え合わせをしてみたいと思います。

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