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九州一人旅(2)

長崎から熊本へ



風頭公園へ

朝、5時に目を覚ます。昨日亀山車中に行けなかった事がいまだに引き摺っている。ホテルの従業員から風頭公園の場所をしっかり教えてもらう。ホテルから車を出し目的地,風頭公園に向かう。

小高い丘を上り詰め車を公園脇の道路に駐車する。小走りに公園奥へ進む。おお雑誌やテレビで見る龍馬だ❗️

ここから見る長崎の街並みは手前に草木が少し生い茂っている。グラバー邸よりも海からは少し遠い位置にあるようだ。

坂本龍馬像



眼鏡橋へ

名残しく龍馬像を振り返りながら、次は眼鏡橋へ車を走らせた。小高い丘を下り目的地は街のほぼ中心にあった。

現存する最古のアーチ型橋で石造の橋。日本橋,山口県の錦帯橋と並び日本三名橋の一つと言われているようだ。

ここは交通量も多く写真を撮るにはなかなかハードな場所。とりあえず速攻でシャッターを押し次の目的地、平和公園へ向った。

眼鏡橋


平和公園へ

爆心地の北側にある平和の泉。その一角に平和の像があった。子供のころは像の色は白色だと思っていた。しかし実物は結構な水色でした。

しばらく歩くと道の傍らに碑文があった。被爆した少女が喉が乾いて泥水を飲んでる様子を綴った碑文だった。あまりにもショッキングな内容で言葉にならなかった。
そのあとすぐ近くの原爆の資料館に向った。戦争虚しさ悲惨さを痛感する。

平和の像


島原へ

いよいよ長崎市内を離れ、次は島原へと向かった。途中、雲仙地獄ではモクモクと白煙が噴出し幻想的な雰囲気だった。
そして目的地の島原市へ向かう。途中、岩の下に太い木の柱の豪華な雲仙ミカドホテルを通過し島原城へ到着。ところがである。島原城に工事用の足場と白い幕のようなものがヒラヒラ揺れていた。城の修復工事をしているようだ。外観は見れなかったが中に入って天守閣まで階段で登って有明海の美しさに浸った。

島原城を離れ北へ向かう。雲仙・普賢岳が助手席のはるか彼方に見えた。

雲仙・普賢岳


九十九島

次は展海峰に向かった。豪華ヨットが点在する佐世保を通過したのは夕方だった。いくつもの小高い丘を通り抜けついに展海峰に到着。日没が近いのでコスモスの広場を小走りに横切り展望台に到着。九十九島の大小様々の形に点在する島々。壮大な光景に圧倒された。内山田ひろしとクールファイブの西海ブルースを口ずさむ。

九十九島



日本の最先端神崎鼻へ

時間は午後5時を過ぎていた。今日宿泊地熊本のホテルに泊まるには時間はかなり切迫している。


今日の最後の目的地日本の最西端を目指し神崎鼻に向った。国道をひたすら走り真っ暗な道を西へ西へと進む。だんだん街から離れ視界も暗くなっていく。漁村に入り海に落ちないように沿岸部に沿って進む。ついに行き止まりになったらしい。なんか着いたようだ。右の方にはテントを張って待機している先発隊もいた。疲れていて思考能力は少し落ちているようだが明らかに日本の西の端にいるようだ、神崎鼻にいる。遠くに僅かな灯りの海を眺めながら日本の西の端にいる実感に浸った。自分はなんか端っこを見るのが好きらしい。

神崎鼻



宿泊地熊本へ

おっと時間は7時を過ぎている。
熊本目指し車を飛ばした。
途中でコンビ二で夜食を買う。ナビだけを頼りに延々と走る。疲労感も困憊,。11時くらいについにルートインホテル熊本駅前に到着。立体駐車場に入れるのに手こずり結局屋上に車を止めるた。疲労は頂点に達していた。車から降りる。フロントの女性からカードをもらい部屋に行く。部屋のドアの横に葉のデザインの額があった。とてもオシャレだった。大浴場があるようなのでひと風呂浴びに行く。薄暗くモダンで清潔そうな浴槽にざぶんと飛び込む。何と気持ちがいいんだろう。やっと生きた心地がした。無事に熊本に着いた事に感謝。この日は1時くらいに眠りについた。

ホテルの部屋



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