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夏の終わりに 釧路、厚岸への旅


さあ出発

前日まで前線の影響で全道的にずっと雨模様だった。なので今回は山道を避けて高速道路を使うことにした。

8時30分に当別の道の駅で友人と待ち合わせ。夕張インターから高速に入り本別行った。
高速を降りて釧路の手前あたりで、脇道に入り友人と今日のスケジュールを相談。
今日泊まる達古武キャンプ場到着時間から逆算してみた。そこでいろいろ行きたい所があるけど厚岸、霧多布岬の2箇所に絞ることにした。とりあえず厚岸まで車を走らせる。


厚岸に入りると高台を登って行く、くねくねした道を上り切った頂上に道の駅があった。


道の駅で牡蠣丼を

道の駅厚岸グルメパーク

せっかく厚岸に来たのだから牡蠣の料理を食べることにした。友人はカキフライ定食、自分は牡蠣丼を注文。お腹も空いていた頃なので一気に食べた。風味があってとても美味しかった

牡蠣丼



霧多布岬へ

そのあとは厚岸大橋を通り愛冠岬を通り過ぎ厚岸湾を囲むように海沿いを進み霧多布岬に向かった。起伏のある曲がりくねった道路を進むと涙岬が見えてきた。太平洋に突き出した岬はとても迫力があった。


涙岬


さらに進む。やがて上り坂に入り前方に岬の突端らしき風景に変わってくる。
ゆっくり車を駐車場場に停めると今度はゴーゴーという重い音が聞こえてくる。風の音である。風速が強すぎて車内まで聞こえるのである。カメラを慎重に抱えながら友人と岬に向かって歩く。途中巨大な断崖断崖絶の崖が左前方から見えてきた。しばらく歩くと建物が見えてきた。湯沸岬灯台である。
赤と白のコントラストが美しい可愛いらしい灯台である。夕焼けも素晴らしい。

湯沸岬灯台


さらに先に進むと今度は下に降る階段状になっていた。だんだん先端が見えてきた。岩礁が突端の先の海から顔を出していた。空と海と岩礁との饗宴、大パノラマである。しばらく友人と、周辺の写真を撮り続ける。友人も写真を撮るのが好きで風景や植物、列車などを撮撮っている。自然を愛してるところが共通してるように思われる。


霧多布岬




日はだいぶ傾いている。灯台奥の美しい夕陽を見ながら駐車場へ帰る。

すると巨大な望遠レンズを海岸下に向けて撮影している親子風のペアがいた。聞いてみるとラッコを撮っているようである。見るとラッコがお腹をこちらに向けてゆらゆら漂っていた。


霧多布岬の海からラッコ



達古武キャンプへ

ラッコに別れを惜しみながら駐車場へ戻る。宿泊地のキャンプ場へ電話をするとギリギリ9時までは管理人はいるらしい。とりあえずロッジの鍵をもらわねばならないのであまりゆっくりもしてられない。達古武キャンプ場に向かった。時間はあまりないが友人が銭湯に入りたそうな雰囲気があった、釧路市内に入り大喜湯に飛びこむ。浴槽が3つある中規模の銭湯だ。


一日の疲れを取って次は近所のコープで食材を買いに行くことにした。
玉ねぎ、ピーマン、舞茸を買い肉とタレを買って店を出る。

もう7時30分を過ぎていた。いざ達古岳へ。暗い夜道を走り予定通り8時くらいに達古武キャンプ場に到着。鍵をもらいA棟のロッジで荷物をおろす。ふと見るとテント組のキャンバーはたくさん来ているようだ。火を起こし、野菜を切る。炭が良い感じになってきた。網の上に食材を乗せながらビールを飲む。やっと落ち着いた気分になった。

ロッジ




ロッジに入り12時くらいに横になる。


翌朝は5時30分くらいに起きる。達古武湖の辺りは霧がかかっていてとても幻想な朝だ。

幻想的な朝



友人が列車を撮りに行くと言い出したのでついていくことにした。友人はかなりの鉄道ファンである。急勾配の坂道に到着。釧路湿原が眼科に広がっている。列車が来た。シャッターを数枚切る。

釧路湿原を走る列車



いったんキャンプ場に戻り8時30分に荷物をまとめ釧路湿原を見に行く。急な階段の上から見た釧路湿原。その広さに圧倒される。


帰宅への道

そのあとは妻から頼まれたお土産のマリモ羊羹を探しに釧路空港に行く。やはりあった。空港に行くとほぼほぼのご当地のお土産は置いてあるようだ。

昼は帯広まで行き豚丼一番に入る。とても美味しかった。

ばたいち
牛丼



今回夏の終わりに友人ととても有意義な道東の旅ができた。友人と共に道東の大自然の中で探索したり、写真を撮ったり、牡蠣を食べたりしたかけがいのない時間が終わろうとしている。贅沢なひと時とはこの事を言うのだろう。同じ趣味の友人との旅は人生の貴重な一ページとなるだろう。

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