夢の話①

 私はよく夢を見る。寝ているときに見るアレである。
(自称)ロングスリーパーで、寝ている時間が長いからよく見るのかもしれない。
今後もその夢について書いていきたいと思っているので、『①』ということである。

 2月1日
杉本彩さんが出てきた。彼女から、こんなことを言われた。
「(その人に)見合った格好をしないと痛々しい」

 私は普段から、現在の年齢を受け入れられないで生きている。
残念ながら、1年に1度は齢を重ねるし、年々、1年の速度が速くなっているとも感じている。睡眠の時間が長いというのが、一番の要因な気もするが……。
 そのため、なるべく若々しくいたいと思っているのだが、そう思っていること自体が、すでに若い人ではない証左であるというのも分かっている。けど、まだ寄る年波に抗いたいのである。
 短パン小僧みたいな恰好をしているわけではないけれど、どちらかというと大学生みたいな恰好の方が好きな気がする私にとって、彩さんの言葉はグサッと刺さった。
 私が年齢を感じたくないのは、自分の中身が伴っていないというのもある。あえて明言はしないが、衆議院議員に立候補できる年齢は過ぎている。いい大人だ。
 それなのに、あんまり働いていないし、まだまだ夢(起きてるときに考える方)を諦めてないし、だらけた生活してるし。子どもの頃に見ていた大人はこんなんじゃなかったと思うことだらけだ。

 彩さんにそのことを話してみた。
すると彼女は、どこかへ行ってすぐに戻ってきた。
その手には、バスボム。
 そのバスボムは、中におもちゃが入っているタイプのやつで、
そして「バスボムと同じ、開けるまで中身はわからないから」と言った。
 つまり、中身の幼さは話をするまでわからないということだった。
だから、やはり外見に見合った格好をするべきだということだ。

 夢の中だから、実在の杉本彩さんとはまったく切り離された存在なのにもかかわらず、どうにも説得力がある。
 これは潜在的に自分が、そう思っているということなのだろうか。

 「いやぁ、夢って本当にいいもんですね~」という、まったく本当に全然世代ではないパロディセリフで締めてみる。

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