清水芳郎「永遠のソールライター」小学館

画像1 あえて雨の日を選び、まるで盗撮のようなアングルでその人の「物語」を引き出そうする絵のような写真。妙に脳裏に焼き付く不思議な力を感じる写真だった。
画像2 ニューヨークが生んだ伝説の写真家、ソールライター。ピカソや岡本太郎と対極に位置するカメラマンといえるかもしれない。自己主張をせず、被写体のストーリーの描写に徹し、それを撮る自分を敢えて映した。
画像3 1950年~70年代にファッション雑誌ヴォーグの表紙等を撮り続けたソールライター。1980年代に突如姿を消した。
画像4 厳格なラビの息子として将来を嘱望されていたが、それを断りニューヨークで絵描きを目指すも成功できず、写真の世界に足を踏み入れた。この写真は精神疾患を抱えていた妹のスナップ。彼は妹を黙々と撮り続けた。
画像5 愛人ソームズのスナップには他にはない明るさがあるのも印象的・・。

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