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女性から抜け出したい時がある、昔から定期的に。 それは突然にふと湧いてきて、その衝動に従わずにはいられなくて、自分の器の、収まりの悪さに泣きたくなる。 可愛い服も、コスメも、全て投げうって体のラインがわからないパーカー、スウェット、厚底のスニーカー。 幸いにもどっちつかずな高さで生まれたばっかりに、それなりに出来上がった風体をみてやっと止めてた息をつけるような。 自分の体に対する違和感、女として扱われる嫌悪感、何がきっかけなのかなんて25年近く生きていたってわからない

    • 大事にするものを間違えちゃだめなんだよ

      自分のために、未来のために、たった一瞬の心が壊れそうなほどの勇気をだせるというただそれだけで、その人は私よりも女として、人として、強くて尊くて、愛されるべき人間であるんだと思うよ。 仕事ができても、性格が良くても、可愛くてスタイルが良くっても、その一瞬の勇気を出せないならきっと誰からも愛されないこともあるんだろう。 それは運がいいとか悪いとかそういうことではなくて、そんなものに頼るのが馬鹿みたいに思えるほど皆に平等に、それも頻繁に巡ってくる機会の話。 変化を恐れず、また

      • 今の願い

        私はきっと、あなたが思うよりも薄情で、私が自覚しているよりも過去に執着できない。 だからきっと、また、あなたがいないと成り立たないと思っていたすべてがあなたがいなくても成り立っていることに気がついて、あなたがいない日常に慣れて、あなたがいたことを忘れてしまう。 全部嘘じゃないよ。あなたの代わりはいないし、あなたに依存していたし、あなたがいる時が本当に1番楽しかったんだけど、あなたがいなくなってしまうことが本当に悲しくて未来に絶望してしまうけど、それでも生きていけてしまう。

        • 気づいたこと

          私の好きの根元にある尊敬だとか、憧憬だとか、そういうものって多分恋愛からうまれるものじゃないんだって気づいたの。 だって初めて会って、何を話したって、私この人のどこを好きになればいいのか分からなかった。 この人のどこを尊敬すればいいのか分からないのに、この人のことを好きになれるかどうかなんて分からなかった。 優しいとか、かっこいいとか、背が高いとか、そういうのって後付けの理由でしか多分なくって、もっと内面的な何かに惹かれて私は恋をしてきたんだろう。 これまで焦がれてき

          友達以上でも以下でもない

          昔からたまにあることで、誰だって経験をしていて、私だけが不幸なわけがないしこんなことで泣きたくなるなんて頭がおかしいことも分かっているからそれなりの処世術を手に入れたはずだったのに、今あまりにも周りに恵まれすぎていて忘れちゃっよ。 わたしこれまで、友達以上に大切な人っていたことないからさ、友達との約束って自分の中の限界まで楽しみになっちゃうの。 あなたたちが当然優先する恋人とか家族とか、そういうものに対する楽しみが分かんないの。ただの友達がそれの下にあるんだって理解はでき

          友達以上でも以下でもない

          尊いものだと思ってるの、私はね

          誰かのためにある優しさが、たとえ誰からだって蔑まれていいはずがないだろうと思う。 その優しさは誰かのためを思って生まれたもので、何かを犠牲にしているかもしれないし、側から見たら滑稽なものかもしれないし、意味がないのかもしれないし、偽善にほかならないのかもしれないけど、そうであったとしても、そんなことを理由に、蔑ろにしていいものなわけがないだろ。 人の幸せを願ってなにが悪い。人の心の不安を慮ってなにが悪い。他人だなんだと交わらずにいられる人生を、あえて交差させてでも顔も知ら

          尊いものだと思ってるの、私はね

          女すぎて嫌になる

          どうでもよくなっちゃったよ。こないLINEを待つのも次の予定に期待するのも。 だってあなたは私の事なんて好きじゃないじゃん。 私はあなたのことが好きかもしれないと思って。多分そんなことだって知ってると思うのに、何でそうあなたばっかり品定めするみたいな。 あぁもういっそ言って貰えばいいんだ、あなたのことは好きだけど、そういう好きじゃないんだ、付き合えない、でも会うのは楽しいから友達でいよう、って。 そう言ってもらえさえすれば、そんなの無理、って言ってしまえるのにね。

          女すぎて嫌になる

          24

          24歳になった。 まだ私は自分の誕生日を喜べることに安堵した。 しばらく連絡を取ってなかった知り合いが、誕生日だから、を口実にくれる連絡がたまらなく嬉しい。 私の誕生日、覚えててくれたんだね。祝おうと思ってくれたんだね。私、あなたと過ごしてた時楽しかったんだけど、それも本当だったんだね。 自動で誕生日を相手に知らせてくれる便利なシステムがあるけど、それを使えない天邪鬼な私の生まれた日、誰にも祝ってもらえなくていいけど、誰かが祝ってくれたんならそんなに幸せなこともないで

          あなたはあなたの幸せだけを追ってくれたらいいんじゃない

          あなたが生きていく中で、あなたの心を打つものが一つでも多くあればいい。 あなたが幸せを感じる瞬間が誰よりも多くあればいいと思うし、人生の素晴らしさについて語る時間が誰よりも長いものであればいい。 端的に言えば、あなたが幸せであることを私は心から願っている。叶うなら、あなたにそのことを知ってほしいと望んでいる。 他の誰でもないあなたの幸せを願っている人間が少なくともこんな近いところにひとりいることが、あなたの人生の前提にあればいいと思っている。 あなたがどこにいたってい

          あなたはあなたの幸せだけを追ってくれたらいいんじゃない

          あなたさえいなければ

          なんかもう全部どうでも良くなってしまうな。 適当な人と、適当な関係を築いて、適当に過ごして別れて、そんな生き方だって今からならしてもいいんじゃないのって、私は思ってしまっているよ、だって今からならできるから。 私の性別と、年齢と、職業とが、そんな馬鹿みたいな生き方のスタートを切ることを可能にしてしまう。 自分を大切にするってなんだろうね、自分のことを嫌いになってまで自分の何を大切にしたらいいんだろう。 心?体?自分のことなんて好きじゃないのに。どうなってしまったってい

          あなたさえいなければ

          ごめんなさい、私へ

          何で仕事をしてるんだろう。 お金をもらうため?ならどうして休みの日を仕事に費やすの。あれも、これも、お金が出るわけじゃないのに。強制されているわけでもないのに。 クビになんてならない仕事なんだから、お金をもらうだけでいいならしなくていいことばっかりで。ならなんでするの。 仕事のためのプライベートじゃない、仕事のためだけに生きるなんてまっぴら、心の底から思っているのに、行動はうらはらで。 休みの日に書類を整理して、勉強をして、夢にまで出てきて。 いつだって頭の中でぐる

          ごめんなさい、私へ

          23歳に置いていくって決めたの

          秋の風が涼しくて、下腹部が重たくて、たまに込み上げる吐き気を飲み込んで、肌が見えない服を着て。 ふと湧いた予定外の休日にすることもない。私は今日1人でいるつもりなんてなかったしそんな用意もしてなかったから。 たとえばちょっとした、大袈裟でない、ひとりごとみたいな、現状に対する感想を誰に言えばいいんだろうと思ったの。 おなかいたいな、気持ち悪い、涼しい、この靴歩きにくい、けど好きなの、過ごしやすいね、でも少しなんだか悲しい こんなの言いたい人なんていなければいいのに、今

          23歳に置いていくって決めたの

          私からは見えないところで

          好きな人ほど、自分の知らないところで幸せになってほしい。あなたが自分で選んだ幸せをどうか手にしてほしい。 きっと、会いたいって言ったら会ってくれるでしょ。電話したいって言ったら電話してくれるでしょ。でもそんなこと絶対言わない。 私ばっかり好きで、誘えば応えてくれるから、なんて理由で好きでいることを続けるなんて、どうしたってあなたのためになるなんて思えない。 あなたが好きな人と一緒になることは、あなたを好きな私と一緒にいることとは違うでしょう。 知らないところで幸せにな

          私からは見えないところで

          今日の私、良い。

          バランスって大事だなあ、と、ふと思ったのは電車の窓に映った自分のシルエットを見たとき。 めちゃくちゃ細いわけでも、数字的に見ても体重が軽いわけでもないんだけど、今のシルエット、悪くない。自分じゃなければ「え〜〜〜〜服が似合う〜〜〜!!」と声に出したいくらい。 今より軽い時もあったし、今より細い時もあったけど。 細すぎるウエストは足の太さを強調するし、華奢な肩幅は頭の大きさを強調する。 え、いいんじゃない??今。 欲を言えば足についた脂肪を落として、全体的にもうちょっ

          今日の私、良い。

          過去になってしまった全部

          唯一って難しい。唯一なことなんて実際ないって、20年も生きていればお互いにわかっているから。私より長くここにいたあなたならなおのこと。 人って慣れてしまうから。いることにも、いないことにも。 あなたがいることに慣れて、あなたがいなくなった悲しみに暮れて、あなたがいないことに慣れて、あなた以外がいることに慣れてしまうんだ、どうせ。 ほぼ毎日みたいに会っていたから、たった数文字のLINEだけで繋ぎ止めなきゃいけないなんて心細くて、自信がなくて、もう投げ捨ててやりたくなる。

          過去になってしまった全部

          きっとすごく楽しかったことは覚えてるよ

          本当に、自分って碌でもないやつだなと思う。 なんだろう、言葉にするのが難しい。人に対する執着が薄いのか、今目の前にないことにまでエネルギーを割くことができないのか。 あなたとしているLINEは間違いなく現実のものなのに、あなたという人自体の現実味が薄い。 交わした言葉は覚えてる。行った場所も覚えてる。でもあなたといたときの温度感とか、あなたの声のトーンとか、言葉にできない、文字にならないところから分からなくなっていく。 皆そうなの?だとしたら、人を1人自分の心に引き留

          きっとすごく楽しかったことは覚えてるよ