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大相撲よもやま

大相撲中継の初日解説は九重(千代大海)。猛暑の名古屋ではと思ったがやはり北の富士は出ない。九重つながりで初日となったのか。

北の富士も一体どうしたのか。年齢を考えるとこれまで元気にやってきたことが稀かもしれないがコロナなどで体調を崩したとも考えてしまう。というのも以下の記事。


元テレビ朝日アナウンサーで「大相撲ダイジェスト」の司会を長年担当した山崎正(やまざき・ただし)さんが25日午後6時52分、肺炎による呼吸不全のため死去した。79歳。東京都出身。

山崎さんの家族によると、2019年1月に小脳の出血で入院。自力歩行が困難な状態になった。24時間体制で看護を受けられる施設で暮らしていたが、今年1月に新型コロナウイルスに感染。後遺症により免疫力や体力が低下し、ほぼ寝たきりの状態になっていた。  日大経済学部卒業後、66年に仙台放送にアナウンサーとして入社。中京テレビを経て、73年に日本教育テレビ(現テレビ朝日)に29歳で中途入社した。落ち着いた語り口が持ち味で、大相撲、プロレス、マラソン、五輪、競馬など幅広い分野のスポーツ実況やニュース番組で活躍した。  「大相撲ダイジェスト」は74年頃から司会を務め、03年9月の終了まで29年間出演した。テレビ朝日関係者は「ニュースもしっかり読めるアナウンサーで、報道からも信頼されていた」と振り返った。系列局のアナウンサーの研修も担当。「40代半ば以上のテレ朝系のアナウンサーは、みんなお世話になっている」という。

スポニチより(一部編集)

大相撲ダイジェストでお馴染みだった。実況が絶叫になりがちな民放局アナの中で、落ち着いたアナウンスに的確なコメントで印象に残る。大相撲ダイジェストの視聴率は深夜帯ながら全盛期は30%近かった。地味ながら大相撲放送を支えた功労者ではないか。

近年は相撲関係の不祥事で専門家としてコメントしていたがここのところ見かけなかった。コロナ感染で寝たきりとは寂しい最期である。昭和期に活躍した相撲アナも杉山邦博氏、石橋省三氏ぐらいになったか。


北の富士に戻すと、春場所はコラムは継続し痩せたことを含め舌鋒は相変わらずで安心した。しかしその後休載。今場所も同じだろう。NHKもプライバシーの問題と詳しく触れないあたり、その後病状に変化があったと愚考してしまう。コロナウイルス感染というのもその一つに浮かぶ。年齢を考えると心配だ。体調面がはっきりしない程度で杞憂なら良いのだが。

81歳で勇退も近い北の富士の後任は置かないだろう。キャラや実績的にもふさわしい人はなかなかいない。玉の海神風のような解説は今後出ても北の富士は難しいのではないか。それほど横綱の矜持と自由奔放さが売りであった。

大相撲ダイジェストの話題に移ると、提供はローカルセールスで北海道はごまそば八雲、沖縄はオリオンビールがお馴染みだったようだ。視聴率が高かっただけにCMも懐かしい人が多いらしい。ふれ太鼓で始まるオープニングも合わせどこか民放の番組でも風情があった。

貴景勝が休場。稽古が一切できないのでは当然だろう。角番脱出→全休→角番と前途は厳しい。このような力士でも横綱の期待があったのだから現状の相撲界に危機を持つべき。照ノ富士は出場のようだ。照ノ富士も膝は一進一退だが力の差を見せた。それも合わせ今後はどうなるのかと考えてしまう。関脇以下は体格面でも横綱というイメージがわかない。照ノ富士がしばらく孤塁を守ることになるだろう。数年待っても現状に変化は難しいと思うが。新弟子検査もウクライナ出身の1人だけのようだ。力士数も減る一方で明るい話題はどこにあるのか。

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