色に迷い無し
闇を破って昇る太陽
『暁の神』アルナを祭るワット・アルン(暁の寺)。三島由紀夫さんの長編四部作のうちの『暁の寺』のモデル地としてもあまりにも有名です。バンコクを代表する仏教建築の一つ。正確な建立の記録はないそうです。ただアユタヤ王朝(1351年~1767年)時代のペートラーチャー王(1632~1703年)の時にフランス軍人により作成されたチャオプラヤー川流域の地図にその名が掲載されていることからそれ以前に建立していたと推測されています。
多種多様の色が散りばめられたとてもユニークでみごとな寺院建築です。焦点距離20mmでありながらかつこの遠距離からの撮影にも拘らず素晴らしい解像を示しています。でもこの画像、実は下の写真をクロップしたものです。凄まじい描写性能。おかげで生まれて初めて旅の全てを広角ズーム1本で終結できそうです。
TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)とX-H2との組み合わせは私にとって至福のセットとなりました。
表面の装飾に特徴があり劣化があまり進んでいないように見えます。繊細なX-H2の描写力がその質感を充分に伝えてくれていると思います。
『優しい美しい色』こんな表現がぴったりのX-H2の画像。表現したい色を思い通りに残せたらこんな幸せはないでしょう。
美しいを美しいままで記録に残せる喜びを与えてくれるカメラ。FUJIFILM X-H2。旅には欠かせない1台となりました。
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