来年の桜も見たいな
今日も1日お疲れ様です。
母の再入院の日、見慣れた病院までの道のりです。
1時間30分かけて病院まで行く途中、桜が咲いていた。
「桜咲いとるなあ」
「来年の桜はもう見れやんやろうなあ」
と母が小声で言った。
そう言う母に対して、私は無言でやり過ごした。
夫が運転しながら「毎年まちがいなく咲くから、来年も見たらええやんか」と言った。
私は母の話には返事をしない。
返事をしたくない。
私の視界に、心の中に入れたくない。
そうやって距離をとってきた。
今は確実に母は私より弱い立場だ。
弱っている年寄りなのだ。
どうしたらいいのだろう?
許せない
もう許してやろう
いいのかこのままで
まだもう少し整理はつかない。
今日は何も考えずに寝よう。
おやすみなさい。
明日もきっといい日です。
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