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22歳か23歳頃の私へ…そして今の私へ

先日以前から読んでみたかった『THE UNSPOKEN RULES 暗黙のルール: ハーバード大学のキャリア・アドバイザーが書いた、新・社会人の教科書』を読みました。

一応社会人になってからだいぶ時間が経ってはいるものの、「能力熱意協調性」を示すことの重要さ等々勉強になりました。
それ以上に読んでいて個人的に印象に残ったのは

「とりあえずやってみよう」
「挑戦するマインド」

という気持ち。
新しいことに挑戦したり一歩踏み出すのに時間がかかる私にはぴったりの言葉。読んでいて小売店に入社した新卒の頃から20代半ばぐらいの私にもっともっと声をかけてあげたかったな、と思いました。
そして当時(20代)の私へ今(30代)の私がメッセージを書いてみたいなと思いました。

新卒の頃の私へ

学生のとき就職して社会で何がしたいのか何も考えずに就活して何とか就職したんだよね。ただ世間体を気にして大学を卒業したらすぐに就職して働かないといけないと思っていたよね。一度入社したら3年は辞めてはいけないとも思っていたんだよね…
強いて言うなら、当時掲げていた企業選びの軸は
・地域貢献できること
・与えられた持ち場で責任を持って中心となって働けること
だったよね。

「私は御社で○○がやりたいです!」という意思の無い状態で選考を受けて入社したこともあり、新卒時代によく考えていたのは、

「いろいろことに挑戦しながら自分が本当にやりたいことを見つけられたらいいな」

確かにいろいろなことに挑戦させてもらえ、たくさん知識や経験を増やすことができたのはよかったよね。

もう一つ考えていたのは、

「商品知識に対する専門性を身につけたい」

お客様は私たちをプロだという目で見ているので、マニアックな質問に答えられず先輩を呼んで接客してもらうのが本当に本当に悔しかったよね。
先輩社員は皆自分の担当部門の商品知識(=武器)を持っていて、その接客姿が格好よくて、私もああなりたいなって思っていたんだよね。

ところが、専門性を身につけたいと思っていてもすぐに担当が変わってしまったり異動になったり、結局広く浅い専門性しか身につけることができなかった・・・
先輩より早期にたくさんのことを経験をさせてもらえているのに、一つのことを3年続けられなかったことを“弱点”とまで思っていたんだよね。


でも武器のない私でも心配しなくて大丈夫!
社会や会社でやっていけるよ!


専門的な商品知識が無くても、たくさんの部署を経験したことで、どの部署でもやっていける応用していけるという専門性を身につけたよね。
毎回1年か2年ぐらいのスパンで異動になっていたのも、もしかしたらそれが私の強みや専門性だからだったと思う。
いつも嫌々異動を受けていたけど、とりあえずやってみてダメだったら辞めたっていい。
人に親切にしたり、部下に丁寧に仕事を教えたり、責任を持って自分の仕事を行ったり、自発的に勉強したり、広く浅い知識だって…
それって今後の人生で本当に役立っていると思うし、どんな環境でも通用する専門性なのではないかなとようやくわかった気がするよ。

だから無理して深い専門知識を身につけなくても大丈夫。きっと私にはそういうスタイルのほうが向いているんじゃないかな。

今の私へ

これまでの人生で、自信がなかったけどとりあえずやってみてうまくいったことはいくつもあった。
身につけてきた「能力」を示し、仕事、特に新しいことに対しての「熱意」を示し、一緒に働く人たちと「協調性」を示していけばきっと大丈夫。

何歳になっても不安たっぷりだけど、また新たなことに挑戦してみよう。

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