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それは、ローソン 廿日市物見東店での1枚。

それは、求めて得た1枚ではない。

私は、先日、広島県のトレイルランの大会に出場した。
福岡県からレンタカーを借り、ひとり車を走らせる。
大会の当日は朝が早いので、大会会場の広島県広島市に
宿泊しようかと思ったが、福岡県から、広島県まで、けっこう
距離が長い。運転は好きだが、途中で事故に遭ったら、元も子もない。
そんなわけで、前日は、山口県岩国市に1泊。当日朝、まだ薄暗いうちに
ホテルを出発。瀬戸内海沿いの国道2号線を走る。
ちょうど朝日が上がってくる頃。
まぶしいばかりの光が目の前に現れる。
前日は雨だったが、当日は見事に晴れた。
この景色を見るために車を走らせているわけではなく、
私は、ただ、大会のある広島県へ車を走らせていただけだが、この景色は
あまりにも価値が高い。
オプション的な要素で、この日の出の瞬間に1枚の写真を撮れたことは
1日の始まりとしては、なんとも言えないくらい。最高。

誰かにとっての当たり前は、誰かにとっては非日常。

無論、私のように、この景色を写真におさめるために、
わざわざコンビニに車を停め、スマホ片手に、道路を渡る人など、
誰もいない。振り返れば、道路脇の小道で犬の散歩をしていた地元の人に
とって、この朝日は、毎日のことだろう。晴れの日は。
ここを毎日通るトラックだって、ただたんに、まぶしいだけの、
逆に車の運転にとって厄介なものになっているかもしれない。
誰かにとっての当たり前は、誰かにとっては、初めて見る、それに、
2度と出会えないかもしれない、非日常だったりする。
逆もしかり。
私にとっての当たり前は、誰かにとっては、とてもすごいことだったり
するのかもしれない。
そんな気持ちで、日々を生きると、とっても小さいことでさえ、
思っている以上に、価値があるのかもしれない。
しかし、本当にきれいだった。
サンセットも良いが、サンライズ、最高。

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