見出し画像

Shopify ロケーションを整理する

ロケーションとは

Shopifyの公式ヘルプを見ると以下の記載があります。要するに、オンライン・オフライン問わず商品販売、発送、在庫管理を行っている場所ということですね。

ロケーションとは、以下のアクティビティの一部またはすべてが実行される
物理的な場所またはアプリのことです。
・商品を販売する
・注文を配送またはフルフィルメントする
・在庫を仕入れる
在庫を追跡し、すべてのロケーションで注文をフルフィルメントできるように、Shopifyストアに複数のロケーションを設定することができます。ロケーションは、小売店、倉庫、ポップアップ、ドロップシッパーにしても、在庫を管理し保管できる他のロケーションにしても構いません。複数のロケーションを設定することにより、ビジネス全体で在庫を把握しやすくなります。

https://help.shopify.com/ja/manual/location

管理画面では、設定>ロケーションに移動すると以下のような画面が表示されます。ロケーションの新規追加やデフォルトのロケーションの設定が可能です。

一覧画面はこんな感じです。

以下、新規作成の画面です。オンライン注文をフルフィルメントする (発送する対象とする)ことをロケーションごとに制御できたり、POS用にロケーション設定も可能そうで便利そうです。(※赤枠の箇所をご確認ください。)

ちなみに各プランごとのロケーション上限が異なりますので、念の為、以下に記載しておきます。

  • スターター - 2

  • ベーシック - 10

  • スタンダード - 10

  • プレミアム - 10

  • Shopify Plus - 200

発送ルートについて

少し発展的な内容なのですが、複数ロケーションがある場合に、発送ルートを指定できるようなので、この機能も併せて紹介しておきます。要するに、注文ごとにどの発送ルートにするかを自動的に決定するための仕組みですね。

発送ルート決定のしくみ
発送ルート決定とは、注文にさまざまなルールを適用し、その結果に基づいてロケーションの優先順位を決める機能のことです。優先順位の最も高いロケーションが、注文をフルフィルメントするために選択されます。

デフォルトの設定では、注文に含まれるアイテムすべての在庫があり、配送先のマーケットに最も近いロケーションからフルフィルメントされるようにルールが最適化されています。デフォルトの設定があなたのビジネスに適している場合は、発送ルート決定の設定を変更する必要はありません。

https://help.shopify.com/ja/manual/shipping/setting-up-and-managing-your-shipping/order-routing


設定画面上は、「配送と配達」の箇所で「注文のルーティング」の箇所で設定ができます。(ロケーションが1箇所のみの場合は、非表示)

最大4つのルーティングルールを決定することができます。
(Shopifyのデフォルトでは、上3つが表示された状態です。右上のボタンでいつでもデフォルト設定に戻すことも可能です。)

また、「順位付けされたロケーションを使用する」のみ順位付けしたグループを別途作成することが可能です。(🖊マークをクリックするとモーダルが立ち上がります。)

まとめ

ローケーション機能を使うことで、以下のようなシーンで要件を実現できそうですね。
・オンラインとオフラインの在庫を分ける
・複数の倉庫から最適な発送先をお客様に割り当てる(自社用にルールを決めることも可能)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?