見出し画像

コピペは何にもならないよ(2024/03/26)


 先日、小4の長男が学校の宿題をしていたときのことです。

 学校で貸与されているタブレットを使用し、パワポ…ではないのですが、小学生の学習用に開発されたと思われるアプリを使用し、ネットで調べたことをまとめてプレゼン資料を作るという宿題でした。

 これまでも同様の学習は何度か経験がありましたが、その日のテーマは「運動と健康の関係について」でした。

 検索結果を眺めては、「○○ってどういう意味~?」と聞いてくる息子。私でも分からない単語を呟いているので、なんのサイトを見ているのかと思えば、厚生労働省のページだったりして、大人でも聞きなじみのない難しい単語がずらりと並んでいます。本人は、そのページをコピペしようとしますが、、

 「自分がわからない言葉を使っても、聞いている人はもっと分からないよ」と伝えました。他のサイトに移動しても、そのまま数行まとめてコピペしようとしていたので、「それを読んで自分で考えたこと・思ったことを”自分の言葉で”書いたほうが、聞く人にとっても分かりやすいし、自分のためになるよ。そのままコピーしても、何にもならないよ」と伝えました。

 長男は、【正解か不正解か】という視点で物事を考えがちなので、この宿題にも【正解的模範解答】があると思い込んでいました。私は、この宿題に関しては【正解は存在しない】と思ったので、「考え方に”正しい”とか”間違い”は存在しないので、自分が思ったこと・考えたことを書けばいいと思うよ」と伝えました。

 結果、長男はなるべく自分の言葉に変換して資料を完成させ、無事にプレゼンも上手くできたとのことでした。

 長男に対して伝えたことは、自分自身にもブーメランだなと内心思いました。「自分の頭で」考えたことを「自分の言葉で」伝える練習はとても大切だと思うようになったのは、私自身はつい最近のことなので、子供達には、今からブラッシュアップしていってくれればと思っています。

この記事が参加している募集

最近の学び

よろしければサポートいただけると非常に励みになります! いただいたサポートは今後の執筆活動のために大切に使わせていただきます。