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公設動物園の改革(2024/05/06)

 この連休中に動物園に行ってきました。何度も行ったことのある動物園ですが、公営なので入園料は(民営に比べると)とても安いです。

 私が頻繁に行くようになったのは子供が生まれてからなので、それ以前のことは詳しく分からないのですが、公営であることと、1980年代に開園したということで、以前は「施設が古くて寂しい感じの動物園、でも入場料が安いので子連れが行きやすい」というイメージでした。

 しかし、2019年に初めて外部から公募・採用された新園長が就任してからは、少しずつリニューアルを繰り返しており、どんどん快適で魅力的になっていってる気がします。

 この園長は畑違いの大手企業の役員経験者ということですが、この動物園が「事業再生」を目指しているということを知り、その理念に共感して、従前から関わってみたかったという地域活動にも取り組めると考え、応募されたとのこと。

 畑違いの世界から来たからこその気付きもあるそうですし、消費者目線でも園内を俯瞰できるということで、その視点が随所に活かされていると思います。

 何も考えずにこの動物園に足を運んでいれば、ただ何となく「改修工事してるんだな~、前より少し良くなったな~」と思うくらいだったのですが、背景にある事情なども考えて訪問すると、学びがあって深いですよね。

 大手企業の役員を引っ張れるくらいの報酬を用意して採用活動を行ったのですから、それなりに予算をかけたということですよね。「安く・いいもの(いい人)を」ってのは、無理ですよね。我が子が、この動物園に行くのもあと何回か分かりませんが、この動物園の行方を見守りたいと思います。

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